幼なじみって言葉に逃げた【赤葦京治】

EPISODE.6 ページ6

・



「なっちゃん……京治やっぱりモテてた」





「だから言ったじゃん」






「お昼に京治迎えに行ったら可愛い女の子に囲まれてた」






「へぇー、羨ましい」






「絶対適当でしょ、」





「ちゃんと聞いてるって、もっと、なんだろ女の子として意識してもらえるようなことすれば？」





「女の子、例えば？」





「仕草とかメイクとか色々あるでしょ」





「仕草？」





「萌え袖とか上目遣いとか、袖クイとかね！」




良く少女漫画で見るやつだ……


あれは可愛い子がするからキュンとするのであって別に私がしても……






「あんな恥ずかしい事意識して出来ない！」






「試してみればいいじゃん」





「恥ずかしいじゃん……」





「けど女の子として見られたいでしょ？」





「うん……」





「赤葦と身長それなりに離れてるんだし上目遣いとか簡単でしょ」




「どんなシチュエーションですればいいのですか！？」




「なんかおねだりする時に使え！」




「OK！あ！白目向いちゃったらどうしよ……」






「そんな失敗聞いた事無いわ」





メイクはまたなっちゃんに教えてもらうとして



萌え袖……丁度寒くなってきた頃だし、できるな、何なら1番簡単かも！



あ、けど気づいて貰えるかな




袖クイはレベル高すぎだし……

EPISODE.7→←EPISODE.5

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す