#嫉妬04 ページ28
.
｢……ミツ？｣
｢……｣
｢ミツー？｣
｢んん……｣
頭上から横尾さんの声がする。
完全に浮上することの出来ない意識が
ふわふわと気持ちを軽くさせる。
カタッという音がして、
横尾さんが近くに来てくれたことがわかる。
もう一度、小さく俺の名前を呟いたら
遠慮がちに髪の毛に触れた。
ふわふわと撫でてくれる手が気持ち良くて
このままずっと眠っていたくなる。
そばに居てよ、
離れて行かないで。
しばらく髪を撫でていた手が止まって
頬にひんやりとした手が触れた。
………ちゅ、
.
え？
頬に柔らかいものがくっ付いて
離れてった。
ほんのり、花みたいな甘い香りがする。
………いま、。
頬に…。
.
今すぐにでも飛び起きて
横尾さんを抱きしめたい衝動に駆られた。
でも、そんなことしたらバレるから。
｢……んん、……アレ？横尾さん、終わったの？｣
今起きました、って装って顔を上げると
少しだけ気まずそうに顔を背けてから
｢お待たせ｣って笑った。
｢アレ？アイツは？｣
｢ん？｣
｢たいすけ…………さん｣
｢あー………先に帰ったよ｣
｢え？てっきり……バトル始まんのかと｣
｢は？｣
｢いや、こっちの話｣
……んだよ、
結局恋人だって、
俺のもんだってアイツに宣言する前に尻尾巻いて逃げやがったな。びびったのか、
フンッと鼻息荒く吐き出した俺を見て
困ったように顔を歪めた。
｢ミツ、ごめんね｣
｢何が？｣
｢いや……なんでもない。
来てくれてありがと｣
｢迷惑じゃなかった？｣
｢ふふ、迷惑な訳ないし。
…でもお前、不法侵入｣
｢いや、ちゃんと宮田に許可得てっからね？｣
俺の言葉に｢宮田かよ｣と笑った。
荷物を肩から下げて帰る準備をした横尾さんは講堂の扉に向かって歩いて行く。
｢あ、待って横尾さん｣
｢ん？｣
思わず手を引いた。
驚いた顔をして俺を見つめる。
下から見上げるように俺を見つめる彼が愛しくて。
ぎゅっと、強く抱きしめた。
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みん(プロフ) - ころりんさん» わーー！！「可愛い」ありがとうございます(；＿；)vv好物ですか(笑）あきらかにムゥｯとしちゃうみっくん可愛いですよね(笑）渉さんsideの嫉妬も書きたいです(´^∀^｀)続き、また更新したらぜひお付き合い下さい☆彡.。 (2017年4月4日 23時) (
レス) id: f208fc3268 (このIDを非表示/違反報告)
ころりん(プロフ) - 北横かわいいよお(Ｔ▽Ｔ)太輔さんに嫉妬するみっくん大好物です！続き楽しみにしています！ (2017年4月4日 1時) (レス) id: b744061b49 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - 新城和祗さん» ありがとうございます〜(><)藤北に挟まって少しだけ困ってる渉さんです(笑）北横さんが結局ラブラブなんですけどね(´^o^｀)渉さんから好き好きが溢れてます〜！続きはもうちょっとねっとり書けるといいなvvまたぜひ遊びに来て下さい〜！！！ (2017年4月2日 0時) (レス) id: f208fc3268 (このIDを非表示/違反報告)
新城和祗(プロフ) - ひとまずお疲れ様でした♪みっくんとガヤさんの間に渉さんが挟まってるの、良いですね♪でも北横さんがラブラブで何よりです♪続き、楽しみにしております♪ありがとうございました♪ (2017年3月30日 23時) (レス) id: 6f090d794e (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - まほままさん» まほままさ〜ん( ；∀；)嫉妬、楽しんで頂けましたか？vv藤北がバチバチしちゃってます。結局アピれなかったみっくん、もやもやの勢いでついに行動を起こしました！（笑）これからもよろしくお願いします〜(´^∀^｀) (2017年3月30日 12時) (レス) id: f208fc3268 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みん
| 作成日時：2017年3月8日 22時
