エリンジウム (ページ11)

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…

｢うー寒かった〜｣

ヌナと別れて宿舎に着く。

本当は家まで送ってあげるって彼氏らしい事をしたかったけどそんなことはできない。

とりあえず温まるものを飲もう。そう思いキッキンへ行く。

そこにはロンジュンが一人でコーヒーを飲みながら本を読んでいた。

こんな遅くまで起きてるの珍しいななんて思いながらもコーヒーを作る。

RJ｢あ、ジェミナ帰ったの？｣

しばらくして僕に気づいたのか声をかけてくる。
相当集中して読んでいたのだろう。

｢うん。さっき帰ってきた。みんなは？｣

RJ｢もう寝てるよ。｣

｢僕も早く寝ようっと｣

RJ｢ねぇその紙袋なに？｣

｢え？この紙袋？｣

ロンジュンが指さしたのはさっきヌナから貰った紙袋。

｢ご飯食べに行ったらたまたまAさんと会ったから返してもらったんだ｣

RJ｢ふーん。｣

｢聞いといてなんだよその反応ㅋ｣

RJ｢ジェミナ.。相手は既婚者なんだぞ？くれぐれも手を出すなよ？｣

｢え？分かってるけど。急にどうしたの？｣

RJ｢何となく。おやすみ｣

そう言ってリビングを後にするロンジュン。

急にどうしたんだろう。変なの。