悪いが君たち、私は洋酒は好かないんだ［名探偵コナン］ (ページ20)

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バツ　友達の友達の嫉妬　　　　　マル　？？？ページ20

諸伏景光side

『…同じ？』

降「二人とも嫉妬してたの？」

そう言うと二人の表情がどんどん変化していった

Aちゃんは悲しそうな顔からちょっと安心したみたいにゆるんで

ゼロはニヤァってなった

『…ジャァ許してくれるかい？』

安心したようにって言ってもまだ不安のあるような、弱々しい顔と声音のAちゃん

遊んだときの堅い雰囲気とは全く違う

元々僕も悪かったし許さないという選択はない

景「もちろんだよ！…Aちゃんも、許してくれる？」

『…！あっ、あったり前だヨ！！』

パァｧっていう効果音が聞こえそうな笑顔だった

堅そうな雰囲気、弱々しい感じとは違う

その和やかで不思議な雰囲気に

僕もまた、不思議な気持ちになった

『…はじめまして！！』

突然

すごく大きな声で叫んだ

はじめまして…？

と一瞬意図がわからなかったけどパッとわかった

やり直すんだ

景「はっ、はじめまして！！」

僕も負けないぐらいの大きな声で叫ぶ

『私の名前は江戸川A！チャン付けはもういらない！Aだけで良い！よろしくネ！！』

景「僕は諸伏景光！ヒロって呼んで！こちらこそよろしく！！」

こんなに叫んだことは多分、一回もない

怒って怒鳴ったときの何倍も大きな声

降「僕は降谷零！ゼロって呼んで！」

景「わっ」

『おっ、便乗。イイね』

さっきのぐちゃぐちゃな泣き顔とは正反対で

今日僕がAちゃっ…Aに会った時よりはるかにいい笑顔のゼロ

ゼロは続けて言った

降「ねぇ！二人とも！」

降「親友になろうよ！！！」

ゼロのその案はとっても素敵なものだった

答えは一つだけだった
景「もちろん！！！」

『もちろんサ！！！』

僕とAは同時に叫んだ

Fin 友達の友達の嫉妬

Start 親友たちの咆哮(ほうこう)

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ちなみに降谷零がニヤァっとしていたときの心境はこちら

降「(あ"あぁ！！

二人とも嫉妬！？

えっ！？

なんかすごく怒ってると思ったけど！

理由かわいい！

二人ともかわいすぎる！！

もう誓った、二人とも僕が一生守る。絶対。

二人を傷つけた奴はめっためたのにする！

大好き！二人とも！)」

って感じでした

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後日談

Aが親友二人に呼び捨てをお願いしました

まぁ、二人は呼び捨てをするように

だが二人以外に呼び捨てをするようになった者達がいる

工藤夫妻である