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高校に通えなくなってしばらくした頃
小学校からの友人、及川徹と岩泉一から
手紙が届いた。
なぜ、手紙？
とは思ったが、すぐに思い出した。
(そういえば、事故で携帯変えたんだった)
封筒の中には
はじめ君から2枚
徹からはなんと6枚にもおよぶ手紙が入っていた。
ほぼ、どうでもいい内容…
と言っては失礼だが
高校生になって徹がチャラチャラしてうざいだの、
はじめ君のおかん度が上がってるだの、
安易に想像できるものだった。
そして、手紙の最後には
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事故にあったっていうの、最近聞いた。
辛い時に力になれなくてごめんな。
いつでも連絡してこい。
p.s.
つーか、携帯変わったなら連絡くらいよこせ。
繋がらないから手紙書いちまったじゃねーか。
岩泉一
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手紙書こうって言ったのは俺の案なんだよー！
あんまり書く機会ないから新鮮だった^_^
岩ちゃんは果たし状かな？ってくらい
怖い表情で書いてた(＞人＜;)
なんか、Aのこと考えてたらすっごく
会いたくなったなー！
あなたの徹君より☆
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「はじめ君、手紙でくらい
喧嘩腰やめればいいのに。
徹の☆、なんかイラっとする…」
そう言いながらも
涙が止まらなかった。
「父さん、私、宮城に帰りたい」
父は優しく抱きしめてくれた。
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作者名：にゃご吉 | 作成日時：2017年10月5日 1時
