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金田一 side
…すごい
その華奢な体でどれだけ飛ぶんだよ。
A先輩のこと"苦手だった"って言ったけど
やっぱり訂正。
正確には
"今でも嫌い"
影山は何かにつけて俺とこの人を比べた。
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「ふざけんな、無茶過ぎんだよ、お前のトス」
影「Aさんなら余裕で打ててる。
なんでお前は打てねーんだよ」
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思い出すだけで腹が立つ。
(ぜってー勝つ)
そう意気込むがなかなか点差は縮まらない。
17-10
この辺りからA先輩の様子が
少し変だった。
スピード、ジャンプの高さが徐々に落ち、
息がすごく上がっている。
「あの、大丈夫ですか?」
ネット越しに聞くと、
貴「大丈夫だよ、ありがとう」
そう言ってにっこりと微笑んだ。
及川さんも岩泉さんも気が付いるはずなのに。
(なんで、止めないんだ)
24-23
Aチームのセットポイント
彼女は肩で息をしている。
貴「金田一。本気で止めてよ」
感じたのはまさに狂気
ここで手を抜く理由はない。
及「Aちゃん…!ラスト!」
俺のブロックは
惜しくもアウトだった。
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作者名:にゃご吉 | 作成日時:2017年10月5日 1時