視線 ページ34
［千里side］
今日は幹事だから潰れるわけにいかない。
そう思いながらも、ビールをお代わりしてしまう…
「千里先生…
今日はペース、控えめやね」
Aさん、鋭いっ。
「幹事ですからねっ。
いつもみたいな調子にはいきません！」
そう言いながらも、顔が熱い(汗)
だんだん場が盛り上がってきて、お酒の注文も増えてきた。
校長先生、大丈夫かしら？
周りが騒がしくなってきて、Aさんと浅野さんの会話が聞き取れるようで入ってこない。
私もそろそろ、お茶に変えた方がいいかな…
「すいません。ウーロン茶を」
通りかかった店員さんにオーダーした。
そこへ、
「え、もうお茶ですかぁ？」
振り向けば、新任の中川さん。
「うん。私、お酒弱いから」
「でもこれ。飲みかけですよ？」
まだジョッキに、3分の2くらい残ってるビールを指差す。
「ああ、これは…」
もう残すかもしれないと思ってたら、
「私、もらうよ？」
Aさんの手が伸びて、飲みかけのジョッキを引き寄せる。
「へえ…いい飲みっぷりですね(笑)」
中川さんが見つめる中、Aさんは飲みかけのビールを呆気なく飲んでしまう。
「中川さん、何飲んでるん？」
「ソルティドッグです(笑)」
そう言って、グラスを掲げる。
「中川さん、教育実習来てたね」
浅野さんが言うと、
「はい！
実習でとても勉強になったし、この学校の雰囲気もよかったので希望も出したんです！」
この中川さんの一言が響き渡って、みんな中川さんを振り向く。
「おお〜…」
「期待の新人だな(笑)」
「若いっていいなぁ」
先生達が口々に呟くのが聞こえた。
中川さんも照れながらぐるっと見渡して…
柴田先生に目が止まった。
けど、柴田先生はチラッと見ただけで、隣の用務員さんと話し始める。
「詩織ちゃん！
彼氏、いるのぉ〜？」
酔っ払い出した先生が、声を張り上げた。
笑い声が上がる中、中川さんに視線が集まる。
「……はい///」
中川さんも照れながら返事したもんだから、笑い声がどよめきに変わった。
私も少し驚いていた。
こんな酒の場で、彼氏とか言っちゃうんだ(汗)
適当にスルーしたらいいのに。
照れ笑いしながら、中川さんが柴田先生を見つめる。
それが面白くない。
どういうつもりだろう。
柴田先生にあんなに迷惑かけといて。
柴田先生は気づいてるのかいないのか、中川さんの視線をガン無視してる。
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ゆんゆん(プロフ) - はるまきさん» ありがとうございます！アキレス腱断裂しちゃって、不自由な暮らしをしてます(^^; 時間見つけて書いていきます！楽しみにしててください！(^^) (2019年1月17日 15時) (
レス) id: 88a66a894a (このIDを非表示/違反報告)
はるまき(プロフ) - ゆんゆんさん、体調は大丈夫なのでしょうか？まだまだ寒いのでお身体気をつけてくださいね。ゆんゆんさんの書かれる作品大好きです(///∇///)これからも頑張ってくださいね (2019年1月17日 14時) (レス) id: 50b884f687 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - はるまきさん» ありがとうございます！イッツマイソウル、長くお休みしてごめんなさい(^^; 思いつくお話から書いているので、お留守になってしまってます(>人<;) 最近、体調も崩してしまって、思うように動けませんでした。コメ、励みになります！これからもよろしくお願いします！ (2019年1月13日 23時) (レス) id: a187088f91 (このIDを非表示/違反報告)
はるまき(プロフ) - こんにちは。ゆんゆんさんの作品いつも楽しく読ませて頂いてます。久々にイッツマイを最初から一気に読み通してしまいました。早く次の展開が気になって(///∇///)主人公の気持ち、大倉くんの今後、どうなっていくのか心配です。次も楽しみにしてるので頑張ってください (2019年1月13日 6時) (レス) id: 50b884f687 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 諷莉さん» ありがとうございます(*^-^*) (2018年10月16日 16時) (レス) id: 10948c2605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんゆん
| 作成日時：2016年1月9日 0時
