週刊サタデー ページ21
土曜日＿＿＿
ほんまに載った。
週刊サタデー……
現場行く車ん中で、速水から渡された。
《関ジャニ∞大倉 熱愛スクープ！》って、でっかい見出し。
開いてみると…
「……ん？」
安が言うてた通り、背格好似とるんかも。
Aのと詩織さんのと１枚ずつ載っとんねん。
実際見た写真より画像が荒なってるし。
暗がりのシルエットに近いから、同一人物にも見える。
内心ホッとした。
これやったら堂々と否定できる。
速水の口数が少ないのも納得いった。
「これ…
中川さん、見とるかな」
「どうでしょうね…」
運転席の速水の返事が重い。
「こういう雑誌は見ない方かもしれませんけど。
もし、中川さんの関係者の方に聞かれたら否定しておくんで、スルーしてください」
「わかった」
それだけ言うと、現場到着まで台本に目を通す。
＿＿＿現場に着いてスタジオ入ると、昨日まで和やかやったスタッフの異様な空気を感じる(汗)
口角上がっとっても、目ぇ合わさんだり。
変にニヤついとる奴もおるし。
「おはようございます！」
元気よく挨拶しながら入って、振り向いた女性と目が合うて……固まった(汗)
詩織さんや。
瞬きせんと、俺を見つめる。
別に睨まれとるとかやなく。
普通に穏やかな視線やねんけど、
「あ…
おはようございます」
スルーできんかった(汗)
つい挨拶して。
「……おはようございます(笑)」
ニッコリ微笑む和らげな表情が、ごっつ意味ありげやねん(汗)
たったこれだけのやりとりで、変なオーラ放ってるし(汗)
周りのスタッフが、俺と詩織さんをチラ見しながら通り過ぎる。
詩織さんが俺の方向いて、歩きかけた時、
「おはようございます(笑)」
後ろから谷口さんに声かけられた。
「あ…おはようございます(笑)」
ホッとして、谷口さんに笑顔向ける。
「「おはようございます！
今日もよろしくお願いします！」」
子役の子達もゾロゾロ入ってきた。
「もう、春休みなんですね(笑)」
子供達の後ろ姿を見ながら、谷口さんが呟く。
ほんまに学校の先生みたい。
「今日はNG出さないようにしなきゃ…(汗)」
台本を開く、谷口さんの表情が変わった。
「大丈夫やって。緊張しすぎ(笑)」
「そうですかねぇ…(汗)」
「うん。
もっと肩の力抜いて…」
言いながら、肩を回す。
その時、スッと横を通り過ぎる人がおって、当たらんように避けた。
詩織さんや。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 630人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆんゆん(プロフ) - はるまきさん» ありがとうございます！アキレス腱断裂しちゃって、不自由な暮らしをしてます(^^; 時間見つけて書いていきます！楽しみにしててください！(^^) (2019年1月17日 15時) (
レス) id: 88a66a894a (このIDを非表示/違反報告)
はるまき(プロフ) - ゆんゆんさん、体調は大丈夫なのでしょうか？まだまだ寒いのでお身体気をつけてくださいね。ゆんゆんさんの書かれる作品大好きです(///∇///)これからも頑張ってくださいね (2019年1月17日 14時) (レス) id: 50b884f687 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - はるまきさん» ありがとうございます！イッツマイソウル、長くお休みしてごめんなさい(^^; 思いつくお話から書いているので、お留守になってしまってます(>人<;) 最近、体調も崩してしまって、思うように動けませんでした。コメ、励みになります！これからもよろしくお願いします！ (2019年1月13日 23時) (レス) id: a187088f91 (このIDを非表示/違反報告)
はるまき(プロフ) - こんにちは。ゆんゆんさんの作品いつも楽しく読ませて頂いてます。久々にイッツマイを最初から一気に読み通してしまいました。早く次の展開が気になって(///∇///)主人公の気持ち、大倉くんの今後、どうなっていくのか心配です。次も楽しみにしてるので頑張ってください (2019年1月13日 6時) (レス) id: 50b884f687 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 諷莉さん» ありがとうございます(*^-^*) (2018年10月16日 16時) (レス) id: 10948c2605 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆんゆん
| 作成日時：2016年1月9日 0時
