呼び出し ページ19
「へー…」
「わかる？」
「わかるっちゃわかるけど…
よう知っとる人しかわからんのちゃう？」
安が、送られてきた写真をマジマジと見る。
次の日。
早速事務所から呼び出された。
週刊サタデーから送られてきた写真4枚。
社長の机に置かれとって。
速水は口パクパクさせとった。
けど社長は、こんな顔もわからんようなシルエットだけのもんやったら、断定できん言うてくれた。
そのかわり、改めてAとの事聞かれたけど……
「事務所から否定コメ出してもいいけど、どうする？
これくらいなら、自分から言ってもいいけど？」
せやな。
社長の言う通りや。
「いや、僕、自分で言います。
また取材受けた時にでも…」
「そうだね(笑)そうしといて」
社長はそれだけ言うと受話器を取って、
「さっきの件だけど。
本人が言うけど、サタデーさんにも否定するように」
それが合図かのように、俺と速水も部屋を出る。
「もう、これだから本当に…(汗)
あれほど気をつけてって言ったのに…」
ボヤく速水を無視して、さっさと車に乗った。
そん時借りた写真を、今、安が見とる。
「これ。
これだけちゃうやん」
安が１枚返してきた。
「誰？それ。
何で混じってんの？」
安は何気なしに聞いてくる。
安から返された写真見て、気が重なった。
「あれ、これ…
中川さんのお孫さんちゃう？」
いつの間にか、丸が俺の背後に回ってる(汗)
パッと写真隠したけど、遅かった。
「お孫さん…？
え？お孫さん！？」
安が俺から写真ひったくって、食い入るように写真の人物に見入った。
「おう、間違いないと思うでこれ。
前もこんな感じやったもんなぁ？」
「前？前って何？」
安と丸が俺を振り向く。
「……丸ぅ〜っ」
「え？何で？
ほんまの事やんっ」
安の目の前を、俺と丸がドタバタして。
「まあまあ(笑)
落ち着けって、2人とも」
安がなだめて、座り直した。
「この人とAちゃんて、似とるん？」
安が写真を交互に見る。
「いや？なんで？」
「ふーん。
いや、こんなシルエットだけやったら、背格好似てへん？」
言われて、安から写真を取り上げる。
言われてみれば…
顔とか全然違うけど。
身長とか体つきとかは、よう似たもんかも。
Aが髪下ろして詩織さんみたいな服装やったら……
写真は暗がりで、斜め後ろとか後ろ姿やったりで、正面からは撮られてない。
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ゆんゆん(プロフ) - はるまきさん» ありがとうございます！アキレス腱断裂しちゃって、不自由な暮らしをしてます(^^; 時間見つけて書いていきます！楽しみにしててください！(^^) (2019年1月17日 15時) (
レス) id: 88a66a894a (このIDを非表示/違反報告)
はるまき(プロフ) - ゆんゆんさん、体調は大丈夫なのでしょうか？まだまだ寒いのでお身体気をつけてくださいね。ゆんゆんさんの書かれる作品大好きです(///∇///)これからも頑張ってくださいね (2019年1月17日 14時) (レス) id: 50b884f687 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - はるまきさん» ありがとうございます！イッツマイソウル、長くお休みしてごめんなさい(^^; 思いつくお話から書いているので、お留守になってしまってます(>人<;) 最近、体調も崩してしまって、思うように動けませんでした。コメ、励みになります！これからもよろしくお願いします！ (2019年1月13日 23時) (レス) id: a187088f91 (このIDを非表示/違反報告)
はるまき(プロフ) - こんにちは。ゆんゆんさんの作品いつも楽しく読ませて頂いてます。久々にイッツマイを最初から一気に読み通してしまいました。早く次の展開が気になって(///∇///)主人公の気持ち、大倉くんの今後、どうなっていくのか心配です。次も楽しみにしてるので頑張ってください (2019年1月13日 6時) (レス) id: 50b884f687 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 諷莉さん» ありがとうございます(*^-^*) (2018年10月16日 16時) (レス) id: 10948c2605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんゆん
| 作成日時：2016年1月9日 0時
