EXILE THE SECOND ~Short Stories~

▽橘ケンチ ~懐かしいキミ~ ページ8

《カンパーイ!!!!》





今日は地元の同級生と同窓会



なんと全員参加！


でも、1人だけ仕事でちょっと遅れるみたい

それは



｢みんな久しぶり！ごめん遅れちゃった笑
もう始まっちゃってる？｣




そう、寺辻 健一郎 またの名を橘ケンチ。

なんと彼はあのEXILE。



まさか同級生の中からEXILEになる人がいたなんて思ってもみなかった





｢A 久しぶり！
まったく、久しく見ないうちに大人になったな。前はこんなに小さかったのに｣


自らの指と指の間を米粒サイズにして
見せてくる


｢久しぶり！
もう、いつになっても私を馬鹿にしにくるのは変わらないのね。私だってもう立派な大人ですぅ〜｣


｢ははｯ、そーかそーか笑元気そうで良かったよ｣




健ちゃんとは学生時代 結構仲が良かったけどそれぞれ違う道に進んでから、すっかり疎遠になっていた

でも、こうやって久しぶりに会っても仲良くしてくれるのは嬉しい




｢じゃ〜、早速だけど飲もうよ｣


｢うん!もう今日は楽しむからね〜♡｣



｢潰れない程度にな笑｣




｢ん〜 この鍋美味しい♡｣


私は次々と運ばれてくる料理とお酒に夢中になって、そんな健ちゃんの注意は耳に入らなかった









｢んはー♡も〜健ちゃんお腹いっぱいだよう
これ以上モンブランたべられなあい！｣


｢Aさーん、これねモンブランじゃなくて俺のサングラスだよ。それにモンブランなんて一切食べてないだろ。
まったく...飲みすぎるなって言ったのに。べろべろになっちゃって｣




｢あれぇ？何言ってんの健ちゃん
これモンブランだよ〜？酔ってる？健ちゃん｣


｢酔ってんのはお前だバカ。｣




コツｯ



｢あイテっ
ん〜、ふふっ♡｣



なんか、改めてこんな近くで見るとすごくかっこいいなあ



唇、きれい...
くっきり二重だし、顔のほりが深くてほんと外国人みたい



ずっと見てても飽きないかも







じぃ〜




｢な、なに？｣



｢ん〜 あのね、
健ちゃんかっこいいなって思って
ずっと見てても飽きないの、だから見てるの｣






あれ、健ちゃんなんか顔が赤い
熱があるのかな



ぴとっ



健ちゃんのおでこと私のおでこをくっつける


んー、熱はないのかな？




｢ちょ、ちょっとA！
急になんだよｯ...｣



もっと顔が赤くなった
やっぱり健ちゃん熱がある



｢健ちゃん！熱あるよ 顔が真っ赤！｣

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