ネオメロドラマティック(yb×in) (ページ37)

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「うれしそうな顔しちゃって…。妬けちゃうなぁ」

ぺろ

『あんっ』

高木の低い声とともに

自身を襲ったあまい快感。

『あ、ねぇ、たかき…あっ』

裏筋を舐めたり、先端をやさしく咥えたり、と

おそろしいほど的確な高木の愛撫は、

薮がしてくれる "いとおしい" "触れたい" という愛撫とは違い

こころではなく、身体に直接快感を与え、

『あ…どうしよう、こんなの、はじめてっ…』

全身の筋肉が一気にゆるみ

力が抜けてしまう。

そして

快感を与えられれば与えられるほど、

徐々に徐々に奪われていく

"きもちいい"以外の感情。

ちゅっ…ちゅく…

『や、も、イッちゃうよぉ、たかきっ…』

「いいよ。イって」

"はずかしい" も

"くやしい" も

"かなしい" も

"にくい" も

"こわい" も

こころの中からひとつづつ消えていき、

最後までこころの中に残ったのは、

『あっ、あ…や、ぶ…』

"きもちいい" と "薮" だった。

「チッ」

それが気に入らなかったのだろうか。

高木は舌打ちをすると

乱暴に俺の脚を大きく広げ、

ずぷ

自身を突き刺した。

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