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神山side
重「朝から体調悪かったんやろ？？心配やし俺が着いてくから今日はもう帰ろうや」
この状態でロケに何事も無かったように戻るのは不可能やし、心のどこかで助けて欲しいって思ってたんがしげやったから否定はしやんかった。
神「じゃ、じゃあせめてロケは参加させてくれへん…？ほんまに大丈夫やから…！」
しげは迷惑なんて誰も思わんよ！って言ってくれるんやけど、俺の頑固な性格がこういうとこで発揮されちゃうねんな…ごめんしげ。なんとか説得してロケが終わるまでは見守ってもらうことに。
よし！！座ってたら落ち着いてきたし、戻るか！
ﾌﾗｯ
っ…あれ…？
重「危ない！！」
ぐらつく視界の中聞こえたんはしげの声。どうやら俺は座ってて落ち着いてた目眩が急に立ち上がって再発してしまったらしい。挙句の果てに朝、空腹の状態で酔い止めを飲んだのが良くなかったらしく低血糖を起こしてたんだとか…今回ばかりは自分でもあ、俺倒れるわって思ったんやけど。
倒れている瞬間を一時停止されてるんかと勘違いしてしまう程、普通だったらありえへんところで止まった…
それと同時に誰かが支えてくれたから倒れずに済んだんやと知る。その"誰か"がしげだということも。
神「し、げ…」
重「神ちゃん！やから言ったのに、、」
神「ごめん、、」
重「…もう無理すんのは禁止やで？」
ごもっともだ。俺はしげに身を預ける。しげは俺を背中に背負い歩き出した。こんな事になるなら最初からしげに言っておくべきだった。いや、朝の段階で連絡しておくべきだったな…
神「結局迷惑かけちゃって…ごめん」
俺をおぶって歩いていたしげがピタッと歩くのをやめた。
そして前を見たまま
重「迷惑なんか思ってないって言ったやろ？？あと、謝るのも禁止な？笑」
表情こそ見えないけど俺には分かる。今しげがどんな顔をしているのか。
神「ありがとう、」
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作者名：あんぱん | 作成日時：2024年3月26日 17時
