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神山side
俺はここに来るまでにどれぐらいかかったんやろうか…ようやくトイレに着いた。持ってきたバックから薬を取り出そうとした時…
ｸﾞﾗｯ
突然立っていられない程の目眩に襲われ、俺は思わず壁にもたれ座り込む。世界がぐるぐる回ってるような感覚でとても薬なんか飲める状況じゃない。目は開けてられず目眩がおさまるまで耐えるしか無かった。これは淳太が言っていた時間までに戻れそうにないな…ごめん、淳太。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
重岡side
走ってきた俺が肩で呼吸をしながら見つけた神ちゃんは壁にもたれて座り込んでいた。もうこれ以上神ちゃんに我慢させる訳にはいかない。迷いもなく俺は声をかける。
重「…神ちゃん！！」
神「お、おう！しげ、どうしたん？そんな息切らして…笑」
どうしたん？って…その体調でまだロケできるって言うんか？！その作った笑顔に体調不良です！って書いてあんねんけどなぁ…
重「朝から体調悪かったんやろ？？心配やし俺が着いてくから今日はもう帰ろうや」
神「じゃ、じゃあせめてロケは参加させてくれへん…？ほんまに大丈夫やから…！」
あの神ちゃんが否定しないってことはやん。相当限界なんやろうな…俺はそんな神ちゃんに無理やりロケさせたくないねんけど…次船で釣りって言ってたし。
すると突如立ち上がって来た道を戻ろうとする神ちゃん
ﾌﾗｯ
重「危ないっ！！」
俺は咄嗟に神ちゃんを抱き抱える
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作者名：あんぱん | 作成日時：2024年3月26日 17時
