光り輝く MY HOUSE (ページ29)

今日:18 hit、昨日:1 hit、合計:26,462 hit

episode 28 ページ29

・

さっくんがお風呂っていうのの入り方を教えてくれて服を脱ごうとしたら慌ててるふっかに止められた

『どうした？』

深澤「その、ユキは女の子だから男の前で服脱いだりしたらダメだよ」

『なんで？』

深澤「なんでも！ダメなものはダメ」

『はい』

阿部「俺らドアの外にいるから何かあったら名前叫んでね？」

『(ｺｸｺｸ)』

深澤「じゃあね、っと佐久間は早く服を着ろ！」

佐久間「ラジャー！」

さっくんとふっかとあべちゃんがドアから出ていってさっき教えてもらったようにお風呂に入る
でもこの感覚、、、、、
急に頭によぎるのは頭をお湯に押さえつけられてる映像

《『ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、や、やだっ、ｺﾞﾎｯ』》

《『やめ、やぁ、』》

必死に抵抗してるけど何度も何度も押さえつけられる
押さえつけられてるのは明らかに私で、でも誰にやられてるのか全く分からない
怖い、

《？「お前は生きてる価値がない」》

『やぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！』

深澤「ユキ！？ごめん、入るよ！ユキ！」

阿部「どうしたの！？」

『や、やだっ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ』

深澤「ユキ、こっち見て、ほら、俺だよ？ふっかだよ、大丈夫だよ、深呼吸して、せーの」

『ﾊｧﾊｧﾊｧ』

阿部「大丈夫、大丈夫」

震える私にタオルを巻いて包み込んでくれるあべちゃんとずっと頭をヨシヨシしてくれるふっかのおかげで恐怖は消えた
でもあの映像がなんなのか、紛れもなく私の過去の記憶であることは確かなんだけど思い出そうとするとまたみんなに迷惑かけるから黙っておこう

深澤「ほらおいで」

阿部「ごめんね、拭くね」

恐怖はなくなったけどまだ震えてる私の代わりに服を着せてくれてお風呂場を出る

宮舘「ユキ、こっちおいで」

涼太に呼ばれてそっちの方に行くと翔太が色んなものを持ってニコニコしてる

翔太「女の子だからお肌には気を使わないとね、ドライヤーは涼太」

向井「やりすぎんようにな？」

翔太「分かってるって」

何が何だか分からない私の肩にそっと手を置いて手を閉じるように指示する翔太に言われるがまま目を閉じると顔に冷たさを感じる

『ひゃっ』

翔太「あ、ごめん、ビックリしたね」

宮舘「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ」

何が起こってるのか分からないけど涼太と翔太の声を聞いてると安心する

翔太「はい、終了」

涼太「こっちも」

・