episode 26 ページ27
〔宮舘 side〕
康二と2人で夕食の準備をしてるのは毎日のことなんだけど今日は特別ゲストがいる
向井「これもう入れてええ？」
宮舘「いいよ、それ終わったらこっちお願い」
向井「りょうかーい」
いつものように料理してるだけなんだけど
宮舘「そんなに楽しい？」
『(ｺｸｺｸ)』
ユキはずっとニコニコしながら俺の手元や康二のすることを見てる
でもする？って聞いたらすごい勢いで首を横に振るから料理したいわけじゃないみたい
『(ｸﾞｰ)』
向井「もうちょっとだから待っててな」
宮舘「よし、康二みんな呼んできて」
向井「はーい」
宮舘「ユキ、これ運べる？」
ユキに大皿を運んでもらいたくて聞いてみると目を輝かせるユキ
宮舘「暑いから気をつけてね」
『(ｺｸｺｸ)』
ラウール「あ！肉じゃがだぁ！美味しそう！ユキちゃん大丈夫？」
『うんっと、涼太！』
運べたのが嬉しかったのかテーブルに落ちた瞬間こっちに走ってくるユキが子犬みたい
宮舘「ありがと、よしよし」
『んふふ、次は？』
向井「ならこれお願いしてええ？」
渡辺「涼太これ出すよ？」
宮舘「ありがと、阿部これ出してくれる？」
阿部「はーい」
『(ｸﾝｸﾝ)んー！』
目黒「美味しそうだね」
佐久間「早く食べよ！」
岩本「ユキここおいで」
『涼太、ここ！！』
宮舘「え？」
照の隣に座ってるユキが反対側の空いてる席に俺を呼んでる
急なことに戸惑いながらもユキは俺の目を見て離さない
宮舘「あ、うん」
向井「だて好かれてるんちゃう？」
深澤「そうかもね」
岩本「ま、とりあえず食べよ」
深澤「じゃあいただきます」
全員「いただきます！」
『いただきます。』
ラウール「んー！やっぱり美味しい！」
宮舘「おいし？」
『(ｺｸｺｸ)おいしっ！ｺﾞﾎｯ』
宮舘「誰も取らないからゆっくり食べよ、ほらお茶飲んで」
『ありがと、ｺﾞｸｺﾞｸ』
目黒「なんか舘さんがユキの保護者に見えてきた」
佐久間「たしかに！」
阿部「ユキ、口ついてるよー」
『あ！』
岩本「ここだよ、」
『んーありがとう』
岩本「どういたしまして」
ご飯を食べて片付けをみんなでしてまったりテレビを見てるんだけど
宮舘「どうしたのユキ」
『涼太、すごい』
さっきからずっとこれしか言ってないんですけど……
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作者名：るる | 作成日時：2020年4月18日 0時
