Yellow Benefactor ※リクエスト ページ4
准くんとの映画の撮影中
急な予定変更で
地方から東京へ戻ることになった
急遽新幹線の予約をとって
マネージャーも一緒だけど
今は別のマネージャーから連絡が入って
席を外してる
【まもなく東京】
電光掲示板にまもなく東京の文字が出ても
なかなかマネージャーが戻らず
准くんと先に荷物をまとめて出入口に向かう
さすがは東京駅
降りる人で出入口はごった返してて
ふと振り返ると近くにいたはずの准くんが
少し後ろに見えた
准くんが出入口を指さして
「先に降りて」と合図してくれたのを見て
うなづいて前に向き直ると
お尻に誰かの手の感触がした
"………っ"
人がごった返してるなかで
騒ぎになってはまずいと
さりげなく体勢を変えたり
そっと手を払ったりしても
得体の知れない手は私のお尻についてくる
そろそろ限界だと思い
後ろの人に声をかけようとして瞬間
お尻から手の感触が消えた
岡「すいません
そういうことはやめてもらえます?」
帽子を目深にかぶった准くんが
男の人の手をとって話をしてる
目の前で2人が話してるのに
全然会話が耳に入ってこなくて
気づいたときには男の人が深々と謝っていた
"いえ、騒ぎにするつもりは無いので
謝っていただければ結構です"
そう告げると男の人はもう1度
謝罪をして別の出入口の方へ歩いていった
岡「大丈夫…じゃないよな……
ごめん、俺がそばにいながら…」
"ううん、ありがとう准くん…"
岡「それよりよかったの?」
准くんはきっと
この一連のことを駅員さんに
報告しなかったことを言ってるんだろう
"うん、あんまり騒ぎを大きくしたくないし"
岡「きっと一緒にいたのが俺じゃなかったら
話は違ってたんでしょ?
……こんな時でもAは
周りに気を使うんだから…」
"違うよ(笑)
ほら、取り調べって面倒じゃない?
実証検分とかいって同じことされるの嫌だし"
岡「そう?Aがいいならいいけど…」
"ちゃんと准くんが追っ払ってくれたし
気にしないで?
あと、自分を責めるのもやめてね?"
岡「わかった、ありがと…」
______________________
いずみ さん
お待たせしました!
やっとカミセンも書けました( ´﹀` )
甘えんぼな末っ子 ※リクエスト→←Orange Benefactor ※リクエスト
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作成日時:2017年1月28日 14時