【沖田総悟】真選組の美男美女カップル観察日記２

55日目 ページ14

土方side


江戸のあちこちからパトカーのサイレンが鳴り響き一ノ瀬の捜索が行われること3日。

相変わらず一ノ瀬は見つからない。


近藤｢.....目撃情報はなし、か｣

銀時｢こっちも進展はねェな｣

沖田｢クソッ.......｣


万事屋と真選組幹部で地図を広げて捜索状況を報告するが、進展は0。屯所を出たあと、一ノ瀬に何があったんだ。

ふと時計を見ると、日付を超えたところ。


土方｢今日の捜索はこれまでだな｣

沖田｢....俺はもう一周してきやす｣

土方｢ダメだ｣


今の時間から行くなると必ず徹夜になる。そんなんで一ノ瀬が探せるはずもない。


沖田｢俺一人で行くんで気にしないでくだせェ｣

近藤｢総悟。心配なのは分かるがそれは行かせられねぇ｣

沖田｢許してくれねェなら勝手に行きやす｣

土方｢総悟！！！｣



勝手にする、と言って総悟が部屋を出ようとすると、門の外から声がする。

何やら騒いでいるらしい。内容までは聞こえないが、総悟と万事屋が走り出したため着いていく。


銀時｢何があっ....A？！！｣

沖田｢A！！！！｣


外に出てみると、刀を構えている門番の隊士と門に塀に寄りかかって倒れる一ノ瀬。


土方｢何があった！！｣

門番｢怪しい男がいたので、問い詰めようとしたら傷だらけの一ノ瀬副隊長を置いて逃げてしまって....｣

土方｢怪しい男...？と、とりあえず、救急車だ！！｣

沖田｢A！！A！！！！｣


必死に一ノ瀬の名前を呼び続ける総悟。一ノ瀬は傷だらけで意識がない状態だった。

ふと手を見るとずっと縛られていたのか赤く跡が残っていた。拷問を受けたのか？一ノ瀬は弱いわけじゃない。むしろ一番隊副隊長を務めるほどの実力者だ。なのに何故...？

その後、到着した救急車で病院に運ばれ、緊急手術となった。

56日目→←54日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す