【ラブライブ！】お姉ちゃんと私【西木野真姫】

朝ご飯 ページ4

真姫「おはよ…」

「おはよう真姫ちゃん！朝ごはん出来てるよ！」

朝ごはんはいつも私の好物で取り揃えられている。

…好きな物ばっかり食べてたら体に良くない、と普通なら思うのだが、料理上手なお姉ちゃんは色々と工夫して、きちんと栄養バランスのとれた食事を作っているらしい。

真姫「いただきます…」

「どうぞ、召し上がれ！」

ニコニコ笑いながらこっちを見つめているお姉ちゃん。

何で見てくるの、って聞いたら、「私が作ったものを真姫ちゃんが食べてると思うと…ふふ、ふへへへへ…」だそうだ。… 変な物でも入ってんじゃないか、といつも思ってしまう。

じろじろ見られてると、何だか食べにくい。

何度もあっち向いて、と頼んでも、ちらちらとこっちを見てくる。

イラついて、ちょっと睨み付ければ、何を勘違いしたのか嬉しそうに手を振ってくる。

だからといって無視すると今度は放置プレイご馳走様です！なんて言い出すから手に負えない。

とりあえず一口。…やっぱり美味しい。

「どう…？美味しい、かな？」

不安そうな表情で聞いてくるお姉ちゃん。思わず苦笑してしまう。お姉ちゃんはかなりの心配症でもある。

真姫「美味しいわよ、心配しなくても」

「よかった…！お姉ちゃん頑張った甲斐があったよ…！」

ぱああ、と顔を輝かせて嬉しそうに笑うお姉ちゃん。

…いつも変態なお姉ちゃんだけど、こういう所があるから嫌いになれない。

お姉ちゃんも、変態を直してくれれば、いいお姉ちゃんなのにな…。

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