参 ページ4
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「 姉さんッ !! 」
ドアが壊れそうな勢いでガラッっと開ける
家の中は 血だらけだった
充満する血の匂いと 横たわる姉さんを見て
目がぐるぐるしてきた
私は 息が切れて、その場に座り込むが
姉さんの手が ピクリ と動いた
" まだ生きている "
そう思い、グラグラする体を
しっかり支えて 姉さんの方へ 歩く
「 姉さん……姉さん…?」
何度呼んでも 返事はない
血塗れになった 羽織を見ると
涙と我慢していた気持ちが溢れ 大声で叫んだ
姉「 ……A…? 」
「 …ッ !! 」
姉さんは にっこり笑って
" ごめんね…でももうだめ "と言った
「 嫌だよッ!! 1人にしないで!
2人で居れば 私たちは 最強でしょ…? 」
私がそう叫んでいると
姉さんは そっと私の頬に手を添えた
そして口を開いた
姉「 大丈夫、Aは最強だから 」
そう言って 姉は事切れた
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涙様 - 面白い、返信頑張れ!お話最高!マジでむいくん神 (2020年1月26日 13時) (レス) id: f6c0423aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひとせ | 作成日時:2020年1月20日 22時