双子の監督生 (ページ12)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:17,643 hit

百裂ウインドウ！2 ページ12

ー教室ー
グリム「オラァ！エースはどこだ！隠し立てするとただじゃおかねーんだゾ！」

(取り立て屋か…)

グリム「って…、もう誰もいない～？！」

肖像画「いいや、私がいるよ」

グリム「ふぎゃーー！！絵がしゃべった？！」

「え？この世界じゃ普通なんじゃないの？私魔法があるくらいだから普通なんだと思っていたんだけど…」

「僕も…」

肖像画「なんだい？しゃべる肖像画なんかこの学校じゃあ珍しくないだろう？」

肖像画「あっちの壁の貴婦人もこっちの壁の紳士もみんなおしゃべりするよ」

肖像画「肖像画がには口があるんだから、おしゃべりもするってものさ普通のことだろう？」

『………』

「ねぇ、A」

「ユタ何となく考えてる事は分かる…」

『(私たち/僕たちグリムよりもこの学校に慣れてきてるよ…)』

「でも、まぁ順応性が高いのはいい事だと思うよ」

「高すぎは良くない気がするけど…」

肖像画「それで？君たちは誰かを探しているのかい？」

グリム「エースってヤツを探してるんだゾ顔にハートが描いてある、もさもさ頭のヤツ！」

肖像画「ああ、知っているとも今日から入ってきた新入生だね少し前に寮に戻って行ったようだけど…」

グリム「にゃに～！あの野郎やっぱり逃げやがったんだゾ！どっちに行ったかわかるか？！」

肖像画「寮への扉は東校舎の奥さ」

グリム「ユタ、A、追いかけるんだゾ！」