パパWEST part1

風邪っぴきお姉ちゃん(動物園)5 ~Fuji~ ~Kotaki~ ページ36

〜nozomu〜






あれからも動物園の中ぐるぐるまわって、
いろいろ見たり触ったりして。






望「ほら、もう帰るで」






陽も落ちてきたし、
そろそろ帰ろうってなってんけど。






彩「いややぁ！」






って言うやりとりが
さきほどから繰り返されてます〜。




ここまでもお兄ちゃん組にぐいぐい引っ張られて来て、出口の門はすぐそこやねんけどね。笑






望「あーやーとー、
また来たらええやんか」


彩「やぁーやっ！」


望「ほら、ママたちも行ってもうたで？」






心がグズってたから、嫁は心と華音連れて、先に駐車場のほうへ。


待たせたないし、はよ帰りたいねんけどなぁ笑






遥「じゃああやと、くるまんとこまで
ぼくとしゅうやと かけっこな！」







そんなこと言うて走り出した遥飛と秀夜。


そしたら、彩飛もそのあとを追っかけてったー！いぇーい！！








って思ったのもつかの間、







望「うそやん、」








若干だまされたん気がついて


わーきゃー言いながら
こっち戻って来てんけど。笑








もーしらん〜。


強行突破。ってことで
抱っこで連れてくことにしちゃった☆

笑。








嫁「なんでそんな泣いてるん〜」


望「嫁よ、まかせた。」


嫁「なんやそれ笑」







嫁たちがいる車の後部座席に彩飛を座らせて、
おれは運転席へ。







嫁も彩飛のぎゃん泣きぶりに、
びっくりしとる。







まぁ駐車場までのルートも
まわりの目がそれなりにキツかったっす。笑







・









車を走らせて20分……








嫁「みーんな寝た」


望「うわ、ほんまや」







車のミラーから見えるんは

前髪汗でぬらして、
ぴったりくっついて寝てる子供たちの顔。





子供ってほんま癒されるなぁ。









静まり返った車内が続くこと5分。

流星ん家に着きました〜。








・








ピンポーン……







流「ああー！
望、ありがとう〜！！」







インターホンを鳴らしたら
すぐ出てきた流星に秀夜と華音をパスする。







望「ほんまかわええなぁ、ふたりとも」


流「せやろ、どや」


望「うちも負けてませんけどね〜」







ちなみに李音も
朝より熱さがって、いまは落ちついてるらしい。








流「ほんまにありがとな」


望「ぜんぜんぜんぜん！
たのしかったわ」


流「今度は俺と李音も一緒に行こうや！」


望「いえす！！」







小瀧家と、藤井家のふたりと
楽しい1日になりました。

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