61話 ページ26
61話(人2)
ついに職場体験…。
No.2から声かかるって、よく考えたらすごくない！？
お陰様で昨日あんまよく寝てないよ…。
轟｢じゃ、いくか｣
｢うぃー！｣
分かれる前、何人かと話した。
その中にいいんちょーも居た。
いいんちょーが選んだ体験先は、こう言っては何だが、格下だ。
それでもそこを選んだのは多分、いいんちょーのお兄さんを再起不能に陥れた『ヒーロー殺し』を追うため。
いいんちょーと、もっと喋っておけば良かった。仲良くなっていれば、強く言っていれば…。
｢うっひょー…でけぇ｣
轟｢…俺は親父と向き合う。派手な喧嘩になりそうだったら止めてくれ｣
｢え、小競り合いはする前提？あと派手って…いくら轟くんでも喧嘩の轟くん止められっかな…｣
エンデヴァー事務所に着くと、こう、凄みに圧倒される。
やはりNo.2ヒーローはすげぇ…。
事務所の中に入り、エンデヴァーさんと顔を合わせると、私の方を見て近寄ってきた。
エンデヴァー｢(人2)か！大きくなったな！｣
｢おっ、えっ、あのっ、えっ！？｣
エンデヴァーさんにそう言われ、頭をワシワシと撫でられた。
…｢大きくなったな｣って、私の幼少期をご存知で…？
考えていると、体がふと後ろに倒れた。
轟｢触んな｣
轟くんが私の腰あたりを腕で抱えて引っ張りこんだらしい。
｢と、轟くーん…？どした〜？｣
轟｢気に入らねぇ｣
｢えっ！？すっ、すいません…！？｣
轟｢…違う…神崎に言ったんじゃなくて…｣
しっかし…どこでエンデヴァーさんと…
うーん、と轟くんの腕の中で考えていると、一瞬、頭をよぎるものがあった。
＿＿お父様。
…あぁ、そっか。お父様と仲が良かったんだ、エンデヴァーさんは。
｢お父様｣と、単語を思い出すだけで体が震える。おかしいな、笑って生きるって決めたんだけど。
轟｢…神崎？｣
｢…えっ。あ、ごめんごめん！にしてもエンデヴァーさん老けましたー？｣
エンデヴァー｢まだ老けとらん！歳を重ねただけだ｣
｢やー、まー、えっと、一週間お世話になります！｣
そう言って、私の職場体験はスタートした。
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m - とても面白いです！更新楽しみにしてます(∩´∀`∩) (2018年10月11日 23時) (
レス) id: 9a2e17036e (このIDを非表示/違反報告)
Mariya(プロフ) - マヤさん» ほんとですか！！笑 ありがとうございます！！ これから沢山のことが起こりますが、最後まで読んでいってください！！ (2018年9月2日 19時) (レス) id: 7b86906eed (このIDを非表示/違反報告)
マヤ - めっちゃ面白いです！！うちも姉妹なので妹の名前使いました(笑)更新頑張ってください！ (2018年9月1日 15時) (レス) id: fcbae15d10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりやと時雨 | 作成日時：2018年8月27日 20時
