【相澤消太】因縁の姉妹【轟焦凍】 (ページ21)

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芦戸｢いやーっ、惜しかったねー！｣

上鳴｢なー！あの規格外の轟と互角ってすげーよ！｣

｢まーけーたーじゃーーん！｣

芦戸｢でも本当凄かったってー！！｣

褒めてくれる皆と少し話をして、放課後になった。

そして私は轟くんに呼び出された。

｢わぁ、どしたの｣

轟｢…今日、手ェ抜いただろ｣

わぁお、鋭い。

いやでもほんと、手ェ抜くつもりはなかったんですよ、はい。轟くん最強説作ろうって思ったのは事実だけどちょっと気を取られたというかなんというかそれで足滑らせてあのその気を抜いただけであってetc.

｢あっはは！なわけないじゃん！轟くん強かったもん。あれは完全に私の負け｣

心の中でどれだけ弁明しても意味は無い。私は笑って切り抜けようと思った。

轟｢……次は本気出せ｣

｢…うん、だね！ごめんごめん、次はちゃんとよそ見せずやるから～。次はちゃあんと本気出す！｣

轟｢約束｣

｢…じゃあ、君も次は本気出してよ。まだもう半分の力残ってるじゃん。…じゃ、また明日！｣

そう言って、またいつもの日常に戻った。