16話 ページ20
16話(人2)
全ペアが終わり、私はまだ戦闘訓練なんてやってない。
…が…。
オールマイト｢うん、君はそうだな…轟少年と一対一で！｣
｢……な、にを仰っているのか…。しかもよりによってビル凍らした轟くんとタイマンですか、無茶言わんでください｣
それに轟くんにも迷惑かかりますし、とあとから付け足したものの、轟くんはあっさり快諾。
オールマイトも『ヒーローに無茶は付き物だ！』と言ってまるっと収まってしまった
オールマイト｢じゃ、ジャンケンで負けた方がヴィランねー｣
轟｢｢じゃーんけーんぽん｣｣
｢…あ、負けた｣
轟｢勝った｣
というわけで、私がヴィランです。
轟くんはやっぱりいきなりビルを凍らせてきた。でもまぁ、なめてもらっちゃあ困るよね
｢待ってたよ〜、轟くーん！｣
轟｢やっぱりダメだったか｣
｢お、想定内？じゃあま、ヴィランらしく悪役ヅラして頑張りまーす！｣
私の個性的にも、接近戦じゃないと勝敗は明らかに目に見えている。
一応、体術はマスター済み。接近戦にさえ持ち込めれば私にも勝つ可能性はある。
…てかさっみぃなここ！
まぁそりゃそうか、凍ってるしな、このビル。
そんなこんな、何分かどったんばったんと対等に戦っていた。
まぁ少し手ェ抜いて、轟くん最強説作るのも面白いかもしれない。という変なもう妄想が誰かにバレたのか、私は足を滑らせた
轟くんはその一瞬を見逃さず、私を氷漬けにした。
寒いったらありゃしねぇ
｢轟くーん…負けました〜…なのでこれといてくれませんか〜、寒いっす〜｣
敵である私を捕らえたため、私は負け。
轟くんはすぐ氷から出してくれ、一緒に皆がいる所まで帰ってきた。
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作者名：まりやと時雨 x他1人 | 作成日時：2018年8月16日 14時
