【相澤消太】因縁の姉妹【轟焦凍】 (ページ43)

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36話ページ43

36話(人1)

その夜私は悪夢を見た＿＿＿＿

「お姉ちゃん、何で私を忘れるの？」

「そんなに、私がトラウマ？」

「お父様に愛されなかったお姉ちゃん」

「お姉ちゃん何か、すぐに消えるわ」

『(人2)…？』

ッハﾊｯﾊｯﾊｯ…

相澤｢おい、(人1)大丈夫か？｣

そこには大好きな相澤先生の姿があった

『相澤先生まだいたんですね』

相澤｢一応見張りだ。明日の朝1人じゃ登校無理だろうっていう根津校長の粋な計らいだ……悪夢か？｣

『先生は、、鋭いですね、』

相澤｢とりあえず水飲め｣

『ありがとうございます』

私は暗がりの中布団をぐっと握り締めた

相澤｢大丈夫だ、俺ならここにいる｣

『先生、、』

先生は硬直した私の手を握ってくれた

相澤｢落ち着け、ゆっくり呼吸して｣

先生の声は聞こえるが上手く思考が働かなかった

すると、

ボフッ

『…ッハ、へ？』

先生はギュッと私を抱きしめてくれた

先生の匂いが自然と体の中に入って

凄く落ち着く

相澤｢もう少し寝とけ…｣

『………はい』

私はそこでもう一度眠りについた＿＿

朝起きると先生は私の手を握ったまま椅子に座りながら寝ていた。

『先生、おはようございます。』

相澤｢おう、起きたか…｣

先生はまた頭をポンポンしてくれた。

相澤｢看護師呼んでくるわ｣

先生はいつも以上のボサボサ髪で部屋を出ていった

服を着替えて朝ごはんを食べて数十分後、先生が再び帰ってきた。

相澤｢マイクが下で待ってるから行くぞ｣

『あ、はい』

私はお気に入りのパーカーを羽織
マイク先生の車で学校まで来た。

『先生、ありがとうございます』

マイク｢いいのいいのー！今日ぐらい介護してやんぜ！荷物かしな！｣

『ありがとうございます…』

先生は1-Aの教室の前まで荷物を持ってくれ職員室へと帰って行った。

相澤｢んじゃ、行くぞ｣

『はい』

再び私の日々が始まる＿＿＿＿