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第三十五話 ページ36

Aside









『……すみません。私の配慮が足りませんでしたね。わかりました。離れない様、頑張ってついてきてください。傍に居てくれれば、お守りします』









沈黙を遮り、私は言葉を発した









不「巫山戯んじゃねェ、戦えねぇなら足でまといだ。そんぐれェわかんだろォ」









実弥は威圧的に癸の隊士を脅す









『……戦えなくても、目となり耳となります。私が鬼を倒し、二人が鬼を探せばいい事。』









私は二人の前に庇うように立つ









不「テメェが死ぬぞ」









『構いません。そうなれば私はそれまでの隊士だったということです』









実弥が反論しようとした瞬間、しのぶさんがパン、と手を叩いた









し「皆さん、少し落ち着いてください。Aさん、本当によろしいのですか?貴女がそこまで言うなら、お任せしますが」









しのぶさんは、いつもの笑顔で私に尋ねる









『……構いません。甲としての仕事の一貫だと思っております』









私は正面からしのぶさんに向き合った









し「……わかりました。ではよろしくお願いします」









私達は、それぞれ持ち場に着いた









別れた後の初めての会話がこれか









なんて、少し自虐気味に心の中で笑った









癸「す、すみません。俺達のせいで……」









『いいんです。最初が不安なのはわかります。私もそうでしたから。少しずつ、強くなればいいんです』









癸の二人は、ギュッと刀を握りしめて、頷いた









……嫌な予感がする









私はその予感をかき消す様に首を横に振った

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 時透無一郎   
作品ジャンル:アニメ
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ゆいな(プロフ) - もう読み始めた途端、あぁぁぁ!!!なんだこの設定ーーー!!好きぃ!!ってなりました笑すごくおもしろいです! (2020年5月25日 2時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - 華恋さん» コメントありがとうございます!暇の極み←ドヤ((第二章もよろしくお願いします! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 683ea77874 (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - ???さん» コメントありがとうございます!第二章もよろしくお願いします! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 683ea77874 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - すごく好みのお話で更新スピードも早く楽しませて頂いてます!!!こういうお話中々ないのでご自身のペースで頑張ってください!宇髄さんも不死川さんも大好きなのでオチも楽しみにしてます! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 1bb3c1ea3d (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 第一章完走おめでとうございます!楽しみに待っていますね!頑張って下さい!! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 27c6fb6a03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風花 | 作成日時:2020年3月9日 17時

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