第十六話 ページ17
続き
不死川side
それから二年、ずっと胡蝶との関係は続いた
忘れるどころか、罪悪感でどんどん気持ちが不安定になって
安定させる為に、何度も胡蝶の元を訪れた
月に一回、週に一回、三日に一回、
最終的に、ここの所は毎日だった
柱合会議の日、胡蝶は俺に言ってきた
し「今日、Aさんがいらっしゃらないならいつもより早く来れますね。待ってます」
幸せそうに笑うコイツにも、悪い事をしてると思う
不「……あァ、わかってる」
その日の夜はいつもより早く、蝶屋敷に訪れた
し「ふふっ、いつもより早く来てくれたんですね。もうここの所毎日じゃないですか」
玄関先で、胡蝶が出迎える
時透に挑発されてイラついてた俺は、
胡蝶の口を乱暴にふさいだ
玄関前で、深く口付ける
し「んッ……」
その時、誰かが走り去る音が聞こえた
チッ……誰かに見られたか
俺は、胡蝶の部屋に入って、いつもより激しく抱いた
……
不「…悪ィ、痛かったかァ?」
し「いえ、大丈夫です。私は嬉しかったですよ」
胡蝶は俺の背中に抱きついて笑った
不「…そうかァ」
し「……今日の事、そんなに気にしてたんですか?大丈夫ですよ。無一郎さんも言ってたじゃないですか。本人はまだ知らないって」
不「周りが言わねぇとも限らねぇだろ」
し「でも、知られるのが丁度いいんじゃないですか?Aさんの幸せを望むなら、知られて、別れてしまえば二年前貴方の望んだとおりになりますよ」
不「……………………」
胡蝶は拗ねた様に言う
し「……まだ、手放したくないんですか?」
不「……さァな。自分でも良く分かんねぇんだわ」
し「別れても大丈夫ですよ。私がいますもの。心の穴は埋めてあげますよ」
胡蝶はそう言って、俺の背中に赤い跡を付けた
不「……チッ……」
その日もう一度、俺は胡蝶の事を抱いた
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ゆいな(プロフ) - もう読み始めた途端、あぁぁぁ!!!なんだこの設定ーーー!!好きぃ!!ってなりました笑すごくおもしろいです! (2020年5月25日 2時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - 華恋さん» コメントありがとうございます!暇の極み←ドヤ((第二章もよろしくお願いします! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 683ea77874 (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - ???さん» コメントありがとうございます!第二章もよろしくお願いします! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 683ea77874 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - すごく好みのお話で更新スピードも早く楽しませて頂いてます!!!こういうお話中々ないのでご自身のペースで頑張ってください!宇髄さんも不死川さんも大好きなのでオチも楽しみにしてます! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 1bb3c1ea3d (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 第一章完走おめでとうございます!楽しみに待っていますね!頑張って下さい!! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 27c6fb6a03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風花 | 作成日時:2020年3月9日 17時