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第十話 ページ11

Aside









『何でそれを……?』









カ「……時透さん、本当にAの事心配してるよ。今日の柱合会議の前に蝶屋敷に来て、私に〈Aの事、支えてやってくんない?アイツ、一人で背負い込む癖があるから〉って、苦しそうに言ってた」









『師範……』









カ「あ、これ絶対言うなって言われてたんだった……内緒にしてっ!!」









『あ、うん!もちろん』









??「あれ?Aとカナヲじゃないか?」









その時、背後から聞き覚えのある声が聞こえた









カ「炭治郎!」









そこには、炭治郎と玄弥が立っていた









『炭治郎、玄弥!久しぶりだね』









玄「あァ、久しぶりだな。」









炭「二人は何してたんだ?」









カ「ただ話してただけだよ」









玄「……なァ、A、噂で聞いたんだけど……」









玄弥は、噂の内容をゆっくりと話し出した









実弥がしのぶさんと浮気をしていること



私はそれを承知で付き合っていること



その関係が長年続いてて、今もう崩壊しそうなこと









ほぼ全て、ドンピシャで正解だった









『……うん、正解。でも、気にしてないよ。大丈夫。……だからさ、









そんな顔しないでよ、玄弥』









玄弥は今にでも泣きそうな顔だった









玄「……すまねぇ、すまねぇ!兄貴が、傷つけて…」









『いいの!もう二年目よ?流石にもう気にしてない、大丈夫だよ』









嘘。









全然大丈夫なんかじゃない









聞きたくなかった









知られたくなかった









私は今、上手く笑えているだろうか









玄弥を安心させようと、必死になって作った笑顔は









ちゃんと、今まで通り笑えているだろうか









お願い、玄弥









そんな顔しないで









私は君のお兄さんの彼女なんだよ









不死川実弥の、彼女なんだよ









今の私は、そんな言葉、言えない









言えたらどんなに自信になるだろう









私は





もう一度、








空っぽの笑みを浮かべた

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設定タグ:鬼滅の刃 , 不死川実弥 , 時透無一郎   
作品ジャンル:アニメ
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ゆいな(プロフ) - もう読み始めた途端、あぁぁぁ!!!なんだこの設定ーーー!!好きぃ!!ってなりました笑すごくおもしろいです! (2020年5月25日 2時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - 華恋さん» コメントありがとうございます!暇の極み←ドヤ((第二章もよろしくお願いします! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 683ea77874 (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - ???さん» コメントありがとうございます!第二章もよろしくお願いします! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 683ea77874 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - すごく好みのお話で更新スピードも早く楽しませて頂いてます!!!こういうお話中々ないのでご自身のペースで頑張ってください!宇髄さんも不死川さんも大好きなのでオチも楽しみにしてます! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 1bb3c1ea3d (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 第一章完走おめでとうございます!楽しみに待っていますね!頑張って下さい!! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 27c6fb6a03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風花 | 作成日時:2020年3月9日 17時

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