第十二話 ページ13
しのぶside
任務帰り
私は暗い夜道を一人で歩いていた
｢キャーッ！！｣
神社の方から女の子の悲鳴が聞こえた
そこには、鬼が一匹、女の子の首を掴んでいた
鬼に斬りかかろうとしたその時
『ねぇ、その子を離しなよ』
神社の鳥居の上に一人、少女が座っていた
鬼｢あぁ？うるせぇなァ、コイツは俺の獲物だぞ！｣
少女は鳥居から軽々と飛び降り、鬼の方へ歩く
近づくにつれ、鬼は青ざめた顔をした
鬼｢ひ、ひ、ひ……姫様ッ……お、おお、お許しください！お許しください！どうか、どうかお慈悲をッ｣
『……ねぇ、君、あのお姉さんのところへ行って、少しだけ目を瞑っていてね』
少女は鬼から女の子を引き剥がし、私を指さした
女の子は走って私の方へ近寄り、その間に、少女は
『血気術 忘れじの行く末』
カルタのような札を取りだし、鬼の首を切った
『……ねぇ、君、もう大丈夫だよ』
少女は私の方へ近づいた
女の子｢お姉さんっ！助けてくれて、ありがとう！｣
『……夜はね、怖い鬼が沢山出るの。これからは夜に絶対に家から出ちゃダメだよ。わかった？』
少女は優しい声で、微笑んでいった
女の子｢うん！｣
『よし、じゃあお家帰りな。今日はもう、鬼は出ないからさ』
しのぶ｢まっ、待ってください、何故そう言いきれるのですか。彼女がまた襲われたらっ……｣
『……大丈夫、私の匂いがついているもの、誰も襲いかからないわ』
女の子は笑顔で走り去って行った
しのぶ｢貴女、鬼でしょう？何故人間を助けたのですか？｣
『……鬼なら、人間を助けるのは駄目な事かな？鬼殺隊、蟲柱……胡蝶しのぶさん？』
鬼だとわかっているのに、
殺さなければいけないのに
私の身体は動かない
『……無理だよ。貴女に私は殺せない』
しのぶ｢……貴女、私の名前は知っているのに私が貴女の名前を知らないのは不公平でしょう？名乗っていただけますか？｣
出来るだけ、いつもの調子で聞いた
少女は、悲しそうに、名乗った
『鬼舞辻A』
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鮭大根(プロフ) - ｳｪｰｲ( ・∇・)面白いです！！これからも頑張って下さい！！応援してます！！続き楽しみ〜(´-ω-`)ﾑﾌﾌ (2020年8月5日 19時) (
レス) id: ef1af2de4e (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - 泡沫さん» 返信遅くなってすいません！取り敢えずこの作品では無惨にイライラするかも？笑でもまぁ大目に見てくださいwわかめの味噌汁美味しいですよね((笑 (2020年2月13日 3時) (レス) id: 683ea77874 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫 - 遅くなりましたが風花さん新作おめでとうございます。無惨に腹が立ったのであのクソワカメを味噌汁にぶっ込んで来ます。(は？) (2020年1月28日 21時) (レス) id: db06b9d2ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風花 | 作成日時：2020年1月20日 1時
