イ匕米庄 . (ページ10)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:646 hit

10 ページ10

.

バッと振り返ると

『紫耀……さん……』

何故だか紫耀さんを見た瞬間

涙が溢れ出てきて

『あたし……ｸﾞｽｯ

廉くんのこと……諦めたいです……ｸﾞｽｯ』
.

.

.

.

.

.

.

.

.

｢それでいいよもう

ゆっくりでもいいから｣

抱きしめられて

あかちゃんみたく背中をトントンされる

やっぱり紫耀さんは優しくて暖かい

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈廉side

雨の中、ただ立ちすくむ

泣きだしそうに

笑顔を必死に作ってるあいつの姿が

何故か目に焼き付いて離れない

何よりも俺がリリカさんのことを好きって

ことがあいつにバレてた

って事に驚きが隠せなくて

『何してんねんほんまに』

｢あれ……？廉？｣

神様は、ほんとにいじわるだ