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期末テストが終わって直ぐにヒートに見舞われた。テストと重ならなかったのがせめてもの救いだ。
生理と被ろうがそれだけは良かったと思った。
(流石にオメガってバレてるよね、)
バレていない方がおかしい。隠している理由なんて自分の為と、周りに気を使われるのが嫌なだけってだけで大した理由はない。
止まらない鼻血をどうしようかと考える方が優先されたという時点で、あまり気にしていなかったのかもしれない。
｢Aーたっだいまァ！｣
学校から帰ってきた李明が部屋をノックして挨拶される。彼氏がアルファだとかで家に呼べないのは少々申し訳ないと思いつつ、覚束無い足取りで扉に体をぶつけてその場に座り込んでおかえり。と返す。
｢ねぇ、爆豪君ってアルファだよね？｣
『？うん。』
｢付き合ってるの？｣
『付き合ってないけど･･･なんで？』
一度としてフラグが立つようなことはしていないはずだ。関わりがあったのはあの一度のみで、大したことはない。
意外だったのは周りにオメガだと言い触らさなかったことだけだ。
｢んー帰りにAの体調聞かれたの。｢あいつ酷いんか｣って、うん。って返したら｢そうか｣って。｣
『･･･』
｢爆豪くんって怖いイメージだったけど普通に話せるし、顔も怒ってないとイケメンだなって思ったの。｣
溜め息が出そうになった。
李明の悪い所が出始めたのだ。李明はアルファ好きで、イケメンならもっとだ。最近では轟さんだったが彼氏が出来てから一度として言わなかった。
ここで爆豪さんになるとは･･･。
自分がモテると自覚してから李明は随分と性格が変わった。私がオメガであることを嫌味だと言ったこともあるくらいだ。
『李明、彼氏さ･･･』
｢もう別れたもん。｣
『･･･はぁ･･･李明、ちゃんと好きな人と居なよ。大切にしないと、いつか嫌な目に遭うよ？』
そんなことありませーん、と少し怒り口調でリビングの方へと足音が消えて行く。
聞こえなくなると毛布を手繰り寄せ、動く気力もなく包まる。先が思いやられそうだ。とずきずきと更に頭痛が強まった気がした。
時期は過ぎ、また学校に通うとなれば不安要素が一つ増えてしまった。李明だ。
｢Aちゃんおはよう。体調は大丈夫かしら？｣
『梅雨ちゃん、おはよ。大じょ･･･』
｢おはよう！梅雨ちゃん、梅雨ちゃん聞いてほしいの！｣
李明の顔の広さには負ける。
溜め息を堪えるも視界の端に爆豪さんが見えると出てしまった。
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アヤ(プロフ) - 秋雨秦さん» ご返信いただけるなんて！ありがとうございます。ヒロインが危険でイイところで終わっていて、ずっともどかしかったです。 最新話も読みました！かっちゃん｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ヒロインちゃんのしあわせを願います>_ (2019年12月26日 22時) (
レス) id: 291d5d86b7 (このIDを非表示/違反報告)
秋雨秦 - 感想ありがとうございます。アカウントはまた作り直すつもりです。携帯やその他諸々いろいろあり、大変お待たせしました。またゆっくりになりますが更新しますのでよろしくお願います！ (2019年12月14日 21時) (レス) id: ac729d71ae (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 更新をお待ちしておりました( ；∀；)感想をお伝えしようにも、”ユーザーが見つかりません。既に退会された可能性”と表示され、2度と続きが読めないのかと悲しみに暮れていました。これからも続話お待ちしてます。 (2019年12月14日 19時) (レス) id: d7a473e929 (このIDを非表示/違反報告)
めだまやき。(プロフ) - 凄く面白いです！！更新待ってます！ (2019年12月14日 12時) (レス) id: 33cb92409f (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 初めまして！！すっごく面白いです！！何回も読んでしまいます！！更新まってます！ (2019年5月20日 14時) (レス) id: 33cb92409f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋雨秦 | 作成日時：2018年3月24日 19時
