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｢テメェ、菜箸何本折んだボケ！｣
『おかしいなーなんでだろ？』
まだ顔に残るガーゼや絆創膏の顔をへらっと柔らかくする。菜箸をどうすればそんなに折るのか、と言うほど折り尽くした千人。
相変わらずの不器用だが5年の月日のせいか余計にそれが悪化している気がする。いや、そうだ。
｢箸並べて来い。あとドレッシングとフォークとスプーン。飲み物聞け」
『オッケーあ、君たちは何飲む？』
｢俺は何でも大丈夫だ！｣
｢私はサイダーで｣
｢俺はお茶｣
切島とリー、轟の珍しい組み合わせ。
千人は鼻歌交じりに爆豪に任されたことをする。元々容量の良い千人はちゃんと教えてやらせれば何でもできる。料理以外。
一週間前の悲惨な戦いは国の最高部隊が倒した。ということで処理をされた。街はその部隊のお陰もあり街の9割が元の姿を取り戻し、千人は部隊を抜けた。
千人は未だ癒えないのはカスリ傷や切り傷だけではなく、腹部には大きく色を変えた皮膚が痕を残した。本人は特に気にしていない。臓器が治ったらいいや、そんなことを言っていた。
｢それにしても、Aさんって元の姿になっても変わらないんですね？｣
『んー、元は一緒だからねー。あ、それちょーだい』
｢つまみ食いすんな｣
爆豪に手を叩かれ口を尖らせると轟を見る。
酷いよねーと話を振られた轟は爆豪の顔をちらりと見ると頷くこともせずにどうだろうな、と返す。
『そーいえばリーはなんで呼ばれたの？』
｢？、Aさんが来てくれって言ってたって聞いましたけど？｣
『んー？君は？』
｢俺は爆豪が飯食おうぜってことできた！｣
『君は？』
｢俺は爆豪からあんたが呼んでるって、話したいって言うので来た。｣
『ん〜？勝己、私そんなこと言ったけ？』
身に覚えのない千人は腕を組んでむむっと眉を下げて寄せる。手を動かし続ける爆豪は千人を横目に見ると小さく息を吸う。
｢後で答えてやる。リー酒買ってこい｣
｢はぁ？なんでーー｣
｢こいつに買わせたらとんでもないもん買ってくるハメになるけどいいのか。｣
リーは千人の性格上、面白いと思ったら何を買ってくるかもわからない。溜息をつき、切島を手招くと二人で行ってしまう。
『えー、私も行きたかったー！』
｢てめぇは椅子で待てしてろ。轟、｣
｢･･･ああ、行ってくる｣
『えー、皆してずるい！！』
ブーブー言いつつもしっかり座っている千人。爆豪はそれを確認すると携帯に手をかけた。
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フィンランド製たわし - すごく好み (2018年3月29日 1時) (
レス) id: 674b68e11d (このIDを非表示/違反報告)
秋雨秦(プロフ) - 蒼葉さん» ありがとうございます！感動して頂けるとはっ、これからもよろしくお願いします！ (2018年2月13日 18時) (レス) id: 83d660fda4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - 面白かったです。感動しました。 (2018年2月12日 13時) (レス) id: 0d56540811 (このIDを非表示/違反報告)
秋雨秦(プロフ) - はるみんさん» コメントありがとうございます！ご指摘ありがとうございます、中々見返せないのでこうしたご指摘はとても嬉しいです。お気遣いまでしていただけてありがとうございます。更新頑張ります！ (2018年1月31日 21時) (レス) id: 83d660fda4 (このIDを非表示/違反報告)
はるみん(プロフ) - 39話で“10分前”とか書こうとしたんでしょうけど、“10前”ってなっていますよ。 いつも楽しく読ませてもらっています。更新無理せず、頑張ってください。 (2018年1月31日 1時) (レス) id: 2b9a934708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋雨秦 | 作成日時：2017年12月23日 10時
