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山のような敵が初めて倒れるのを全員が焼き付ける。
『カイ！全員を連れて一般人の救助に回れ！最優先にすべきことを！』
｢ライト、なぜ、｣
『そこは気にしなーい。遊と真！ここから1キロ圏内を覆って、全員外に出て。ゆっくり休んで、お疲れ様。』
全員がその支持に従い動く。
千人は全員が散るのを見届けると敵を見上げる。
『でかいねぇ･･･1万ってとこだね、個性は。』
禍々しいその姿。
バリアが貼られるのを確認すると自分だけだと合図かのように千人は個性を解く。白い紙が火に照らされて赤く見える。
『私のもう一つ個性は
敵の手らしきものが伸びてくる。
『君の判決は重たいね』
その手は砕け、肉片が落ちる。
遠目で見ていたヒーローも同じ部隊の者も目を疑う。
千人の手には大きな鎌が持たれ、薄く笑みを浮かべる。
『死刑では免れない罪、苦しみを与える。』
構えられる狂気が火花を散らした。
爆豪は千人が敵に向かうのを最後にカイ達に氷結から降ろされていた。
｢あいつを1人にしたのか！ふっざけんな！｣
｢かっちゃん、落ち着ーー｣
｢着けるわけねぇだろ、あいつが死んだらーー｣
ドドドドドドドッッ！！！
ボガアアァァァン！！！！！
激しい爆発音とバリア内にキノコ雲が立ち上り、氷結が吹き飛ぶ。
｢おい！この壁退けろ！｣
｢ライトさんの指示だ、これ無くせば爆風と全てこちらに来る！｣
双子らしき二人は爆豪の苛立ちを理解していた。どの戦場よりも激しい目の前の光景に背を向けていた。
爆豪がバリアを何度も、何度も殴る。
キノコ雲が落ち着くと地面には大穴が開き、そこには水が張っている。その上、千人と思しき人物と敵が向かい合わせに立っている。
｢！、おい！解け！｣
｢それはーー｣
｢早くしろ！殺されてぇのか！｣
片方に掴みかかり、手から爆発を起こす。
激しい爆風と爆発、たった数分の戦い。
千人は腹に空いた穴に手を当ててその血を見る。まだ立ち上がろうとする敵を睨み付ける。
個性を削ぎ、まるでミイラの様な無残な敵はふらふらと穴へと目を抑え、狼狽えながら来る。
｢俺は゛、俺は゛あ゛あ゛あ゛！！｣
『終わりだよ、君は。』
｢あ゛あ゛あ ぁ ぁ･･････｣
悲痛な叫びと共に倒れ、穴へと落ちると吸い込まれるように水の中へ落ちる。
それを見届けると水の中へと落ちた。
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フィンランド製たわし - すごく好み (2018年3月29日 1時) (
レス) id: 674b68e11d (このIDを非表示/違反報告)
秋雨秦(プロフ) - 蒼葉さん» ありがとうございます！感動して頂けるとはっ、これからもよろしくお願いします！ (2018年2月13日 18時) (レス) id: 83d660fda4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - 面白かったです。感動しました。 (2018年2月12日 13時) (レス) id: 0d56540811 (このIDを非表示/違反報告)
秋雨秦(プロフ) - はるみんさん» コメントありがとうございます！ご指摘ありがとうございます、中々見返せないのでこうしたご指摘はとても嬉しいです。お気遣いまでしていただけてありがとうございます。更新頑張ります！ (2018年1月31日 21時) (レス) id: 83d660fda4 (このIDを非表示/違反報告)
はるみん(プロフ) - 39話で“10分前”とか書こうとしたんでしょうけど、“10前”ってなっていますよ。 いつも楽しく読ませてもらっています。更新無理せず、頑張ってください。 (2018年1月31日 1時) (レス) id: 2b9a934708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋雨秦 | 作成日時：2017年12月23日 10時
