07. マゼンダと梟 ページ8
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赤葦「雀田さん、白福さん。この子マネージャー見学の子です」
『い、1年の青羽Aです、よろしくお願いします』
白福「え〜〜！赤葦本当に連れてきたんだ〜！」
雀田「この子が……」
何かを言いかけた雀田さんに赤葦くんが無言で頷く。
すごい、マネと部員にもなればアイコンタクトで意思疎通出来るのか。
じゃあまた後で、とコートに戻って行った赤葦くん。
白福「とりあえず今日は見学だし、そこの椅子座って見ててね〜」
雀田「あ！打ったボールが飛んでくるかもしれないからそれだけは気を付けてね！」
『はい、ありがとうございます』
言われた通りコートが見える場所にある椅子に座る。
うわあ さっきも思ったけど全員背高いし、体育のバレーの時よりコートが狭く感じる。
軽くパスをしあってるのを見て 中学の時のバレー部の友達にこれ手伝わされたなあ……なんて思う。
主将さんらしき人の "次スパイク練！" という声が響く。
スパイク、あの打つヤツだよね。おもしろそう。
白福「おもしろい〜？？」
『わあっ！あ、はい！おもしろいです』
突然後ろから現れた白福さんに肩を上げた。
びっくりした…。
白福「今からスパイク練なんだけど〜、赤葦はセッターだからトス上げるポジションなの」
『ほんとだ、ボール打つ列に並んでませんね』
白福「それでねみんな上手いんだけど〜特にボール当たったらやばそ〜ってやつがいて、今から打つんだけど……」
その人は、ヘイヘイヘーイ！！！と大きな声を上げながら手を上げた。
途中で先輩らしき人と変わった赤葦くんが、綺麗な指からボールをふわっとあげると ドンッ！！！！と体育のバレーなんかでは聞いたことない大きい音ともにボールが床にたたきつけられた。
『…うわあ、』
まるで鳥みたいに、空を飛んでるみたいで、羽根があるみたいで。
体育なんかとは同じじゃない。
これはわたしの知らない、バレーという世界。
すごい、と呟いたわたしを見て嬉しそうに笑った白福さんと雀田さんにわたしは気付かなかったけど 二人曰く「この時からAちゃんの目は変わってたよ」 らしい。
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続く
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細胞(プロフ) - 無能なハンカチくんさん» コメントありがとうございます、わああんうれしいです(;ᴗ;) 私の中の赤葦は完全にちょっとバカにする悪いオトコです笑 これからも楽しんで貰えるよう頑張ります！ (3月19日 0時) (
レス) id: d551e89fe1 (このIDを非表示/違反報告)
無能なハンカチくん(プロフ) - コメント失礼します！むっちゃ好きです😭赤葦の解釈一致しすぎて!!好きです！！ (3月18日 0時) (レス) @page8 id: 6ef4ea906c (このIDを非表示/違反報告)
細胞(プロフ) - 🐧さん» コメントありがとうございます、うれしいです(;ᴗ;)これからも楽しんで貰えるよう頑張ります！ (3月16日 1時) (レス) id: d551e89fe1 (このIDを非表示/違反報告)
🐧 - めっちゃいい (3月15日 22時) (レス) @page7 id: 45f26a8a09 (このIDを非表示/違反報告)
細胞(プロフ) - ♪さん» コメントありがとうございます、めっっっちゃ嬉しいです励みです(;ᴗ;) これからも楽しんで貰えるよう頑張ります🥹 (3月12日 0時) (レス) id: d551e89fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：細胞 | 作成日時：2024年3月5日 1時
