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男子バレー部の、マネージャーやらない？
赤葦くんの低い声が頭の中でもう1回反復される。
男バレ？うちの男バレって全国常連の強いトコ…
『……赤葦くんって男バレなんだね』
「うん、今そこ気にしちゃう？そうだけど」
『ああごめん知らなくて
いや、でもなんで急にわたし？』
「………………部活に入ってなくて暇そうだったから？」
『なかなか失礼なこと言うんだね？』
「嘘だってごめん いや半分ほんとだけど」
『フォローできてないよ』
おかしいな と真顔でつぶやく赤葦くん。
おかしくないよ、おかしいのは貴方の発言だよ。
『うーん、でもバレーとか全然知らないし今ここですぐには返事出来ないかも…』
「全然大丈夫。急かす気も強制する気も無いから
青羽さんがよければうちの部活見に行かない？
そしたらどんな感じかもわかるだろうし」
『あ、それいいね』
立ち上がった赤葦くんについて行こうとすると、また教室の前のドアからA！と名前が聞こえた。デジャブ。
……あ！！！忘れてた！
『ごめん！わたし今日友達とカラオケ行く予定で…
だから部活みにいけなくて、』
「ああ そっか」
だからごめんね、って言おうとして 出なかった。
これ言ったらわたしに男バレのマネージャーをしないかって話しかけてくれたことすら全部無くなるのかな。
赤葦くんは他の子に声掛けて やっぱり青羽さんしなくていいよ、ってなるかもしれない。
明日って部活してるのかな、てか明日見に行ったら迷惑かもしれないじゃん。
でも、どこかアツい体育会系の私の血がすこし興味を示している。
『だから、』
「じゃあ明日。明日の部活、行こう」
そう言われてパッと赤葦くんと目を合わせる。
『……え、明日でもいいの？』
「ダメな理由何もないけど……」
『行く！明日の放課後！』
「ふは、食い気味」
また笑われてすこしはずかしい。
いやでも、もうすぐに別の子に聞くかと思ったから。
「じゃ、カラオケ楽しんできてね」
『うん！美声響かせてくる！』
「ガンバレー」
『期待してないね』
明日！と言ってお互い場所を離れる。
あんなに心配しちゃったのは多分、わたしの中のアツい心が「部活に打ち込む青春、悪くないじゃん」と話しかけてくるから。
明日の放課後、ちょっとたのしみだなあ。
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細胞(プロフ) - 無能なハンカチくんさん» コメントありがとうございます、わああんうれしいです(;ᴗ;) 私の中の赤葦は完全にちょっとバカにする悪いオトコです笑 これからも楽しんで貰えるよう頑張ります！ (3月19日 0時) (
レス) id: d551e89fe1 (このIDを非表示/違反報告)
無能なハンカチくん(プロフ) - コメント失礼します！むっちゃ好きです😭赤葦の解釈一致しすぎて!!好きです！！ (3月18日 0時) (レス) @page8 id: 6ef4ea906c (このIDを非表示/違反報告)
細胞(プロフ) - 🐧さん» コメントありがとうございます、うれしいです(;ᴗ;)これからも楽しんで貰えるよう頑張ります！ (3月16日 1時) (レス) id: d551e89fe1 (このIDを非表示/違反報告)
🐧 - めっちゃいい (3月15日 22時) (レス) @page7 id: 45f26a8a09 (このIDを非表示/違反報告)
細胞(プロフ) - ♪さん» コメントありがとうございます、めっっっちゃ嬉しいです励みです(;ᴗ;) これからも楽しんで貰えるよう頑張ります🥹 (3月12日 0時) (レス) id: d551e89fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：細胞 | 作成日時：2024年3月5日 1時
