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…
「ハル部活結局バレーに決めたの?」
『おーその予定、また明日な』
「おれはまだサッカー部諦めてないからな!」
『はいはい、気が向いたらねー』
2日目、授業終了。HRも終わり。
テキトーに返事や挨拶を返して教室を出ようとすると、目の前に人。うわ、あぶね またぶつかりそうだった…。……ん???
『…赤葦くんじゃん!』
「昨日ぶりだね」
『なあに、迎えに来てくれたの?』
「……まあそうだね。春姫くんが方向音痴だから」
『いや変えてよそのイメージ』
「はは、事実じゃん。
それにサッカー部に引き抜かれても困るし、ね?」
『あー聞いてたの?赤葦くんおれの気がサッカー部に向かないようにがんばって』
「俺が頑張らなきゃいけないんだ、(笑)」
方向音痴って多分からかわれてるだけだけど、まあ実際体育館迷う可能性はあったからよかった。
ふたりで体育館に足を進めながら中身のない会話をするけど、テンポがいいから話しやすい。
相変わらず今日も、廊下や外で部活の勧誘が行われてる。
…………あ、昨日のサッカーの勧誘の人こっち見た。逃げよ。
「あ!!!昨日の1年生だ!!」
「ほんとだ〜〜今日もよろしくね〜」
昨日のマネージャーさん2人にも挨拶をして、早速体育館に入る。この床とシューズが摺れる音っていつ聞いてもワクワクするよなあ。
自分たちも着替えてシューズを履いていると、雀田さんから声をかけられた。
「2人はさ、もうバレー部決定?」
「おれはそうです。」
『おれも入ろうと思ってます』
「そっかそっかー!じゃあ入部届け職員室にとりにいって、明日にでも持ってきなよ!はやく入部した方が練習参加できるし、はやくバレーしたいでしょ?」
おお、とおれら2人して目を輝かせる。
なんかめっちゃ頼もしいな、さすが先輩。
明日行くか、と赤葦くんと決めてると白福さんがひょこっと出てきた。
「……てか今から取りに行ってきてもいいよ?
名前なんて体育館で書けるし〜わたし預かるし〜」
ね?と言われて、頷く。
どうせ今日も練習に本格的に参加出来る訳では無いし、面倒なことははやく終わらせてたほうがいい。たぶん。
「じゃあ俺ら職員室行ってきます」
『いってきま〜す』
「なんかおつかいみたいだね……」
雀田さんに苦笑されながらも体育館を後にする。
…………職員室ってどこだろ。
「安心して、職員室の場所覚えてるから」
『エスパー……!?』
「ふふ、わかりやすいね」
……
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おこげさん - 第三体育館組に春姫くんも混ざれるのかな…⁈そうなったらめっちゃ嬉しいです(*´-`) (5月2日 20時) (レス) id: e28914a8e3 (このIDを非表示/違反報告)
細胞(プロフ) - 零れ桜さん» ありがとうございます、なかなか更新できずすみません😭😭 ゆっくりですが書いていくので楽しんで貰えたら嬉しいですჱ̒ ー̀֊ー́ ) (4月7日 2時) (レス) id: d551e89fe1 (このIDを非表示/違反報告)
細胞(プロフ) - おこげさんさん» ありがとうございます、わたしも梟谷が1番好きです😭 これからも楽しんで貰えたら嬉しいですჱ̒ ー̀֊ー́ ) (4月7日 2時) (レス) id: d551e89fe1 (このIDを非表示/違反報告)
零れ桜(プロフ) - めっっっっちゃ好きです!!!続き楽しみにしてます!更新まってます(*^▽^*) (4月2日 16時) (レス) @page25 id: fd103672f0 (このIDを非表示/違反報告)
おこげさん - 梟谷のメンバー大好きなのでめちゃめちゃ楽しく読んでます( ´͈ ᵕ `͈ )応援してます(ง˶ ̇ᵕ ̇˶)ง (3月21日 20時) (レス) id: 52904a24f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:細胞 | 作成日時:2024年2月28日 1時