HARU 【男主】【HQ!】

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早速始まった烏野と森然の試合。

試合をしてない梟谷のメンバーはもちろん、隣で試合をする音駒たちも少し気にしているのはやっぱりしょうがないことだろう。









赤葦「……うわ、飛んだ」

木葉「えっはやくね？！？！」

木兎「すっげー！！なんだあれ！ビュンって！！！」

『………………ウワァ…』

尾長「ハルさん、なんつー顔してんすか…」







後から入ってきた人はオレンジのちっちゃいのと、セッター魂のやつの速攻。
上がったボールは一瞬でコートに叩きつけられてて、何が起きたか分からなくなる。

誰かが「変人速攻」と言ってるのを聞いた。
たしかに、あの速攻は変…というか見たことないというか。

ああもうヤダなぁ、ほんと。

木兎さんみたいに強烈なスパイク受けるのも別に嬉しくない。
ってか嫌。分かってても吹き飛ばされることあるし、痛いし。

でもああいう「カタにはまらない」みたいなやつはもっと面倒臭い。
だって目つぶって打ってるじゃん、そんなん怖すぎでしょ。









赤葦「……ふふ、楽しみでしょうがない？戦うのが」

『はぁ？』

赤葦「そういう顔してるじゃん」

『どこがだよ、ぜってーめんどくせーって顔してるつもり』

赤葦「Aはああいうの好きだろ。あと孤爪も」

『赤葦、1年間おれの何見てきたの？？？ソレ幻想の俺じゃない？』








また烏野コートを見ると、あの速攻に森然もワンチを取っていた。
さすがに慣れれば、未知のものじゃない。初見はキツイけど。

隣の音駒コートには190センチの長身1年生。
下手くそだけどそもそもの素材が良いから活躍はしてる。







『………厄介そう…』


木兎「今年の夏は面白くなりそうだよな、ハル！」


『デスネーーー』


木兎「お？？ハル電池切れか？飯か？？？
　雀田〜！！！ハル腹減ったって！！！！」

『いってない！』














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