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『………………ちがうもん』
「違わないよ、これが結果」
『きらい』
「何が嫌いなんだよ…残念だね 補習頑張れ
ほら先生からも応援メッセージがっ…(笑)」
『おまえね、こういう時に笑うのよくないからね』
顔を背けて小さく肩を震わす赤葦に若干の殺意を抱く。
クラスメイトは笑う赤葦を珍しそうに見るけど、こういうときだけ表情豊かだよコイツって大声で言いたい。
"39 / 100" という文字が大きく書かれたおれの点数欄。
エ、なに？普通にあと一点くらいくれても良くね？
ご丁寧に点数の下には「あと1点惜しかったな^_^」って先生からの煽りメッセージ付きだ。
大人しく自分の席に座ると、隣の席の女の子が赤点だったんだね、と一言。傷心中には刺さる。
『そう…部活の合宿なのに……』
「春姫くんレギュラーじゃない…！？大丈夫なの？」
『遅れるだけだけど遅れたらめんどくせーんだよね』
「そっか……ま、まだ！希望捨てずにさ！
先生の採点ミスとかあるかもしれないじゃん！」
『っそれだ……！！！！』
女の子のおかげで取り戻した希望。
ある。1点分くらいなら全然いけるだろ。
赤葦をちらりと見ると 行動が読まれてるのか 呆れた顔してた。
おれは諦めない。もらった答案と正規の答案を見比べる。
『……え！！！！！』
「あ、あった？」
『ここ…答え5だよね？』
「うん！」
『おれ 5って書いてる…！！先生！！！！！』
きた。
やっぱさ バレーしてると諦めない心が身につくよね、特に守備専門のおれは最後までボール見てるからさ。
こんなところでも役に立つとはね。
「…おお、ほんとだな……1点プラスだ」
『てことは赤点回避……！？』
「だな、よかったなあ」
『先生ちょっと悔しそうですよね、おれ赤点にしたかったんすか？？？その下の煽りメッセとか悪意がすごくて』
「ハハハ ソンナコトナイ」
おれ、無事赤点回避。
一連の流れを知っていたクラスから拍手が起きる。照れるな。
『まじでありがとう、きみのおかげ』
「えっ、いや、そんなことは…」
『ほんと！助かった……！！』
勢いで女の子の手を取ってお礼を言う。
そして赤葦を見ると赤点回避したことにつまらなさそうな顔してた。ざまみろ。
てか木兎さん、大丈夫かなあ。
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木兎「奇跡の40点だった！！！！」
木葉「Aも赤点回避したんだってな」
赤葦「ついでに1人女の子をオトしてました 手掴んで」
木葉「は！？！？！？！」
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おこげさん - 第三体育館組に春姫くんも混ざれるのかな…⁈そうなったらめっちゃ嬉しいです(*´-`) (5月2日 20時) (
レス) id: e28914a8e3 (このIDを非表示/違反報告)
細胞(プロフ) - 零れ桜さん» ありがとうございます、なかなか更新できずすみません😭😭 ゆっくりですが書いていくので楽しんで貰えたら嬉しいですჱ̒ ｰ̀֊ｰ́ ) (4月7日 2時) (レス) id: d551e89fe1 (このIDを非表示/違反報告)
細胞(プロフ) - おこげさんさん» ありがとうございます、わたしも梟谷が1番好きです😭 これからも楽しんで貰えたら嬉しいですჱ̒ ｰ̀֊ｰ́ ) (4月7日 2時) (レス) id: d551e89fe1 (このIDを非表示/違反報告)
零れ桜(プロフ) - めっっっっちゃ好きです！！！続き楽しみにしてます！更新まってます(*^▽^*) (4月2日 16時) (レス) @page25 id: fd103672f0 (このIDを非表示/違反報告)
おこげさん - 梟谷のメンバー大好きなのでめちゃめちゃ楽しく読んでます( ´͈ ᵕ `͈ )応援してます(ง˶ ̇ᵕ ̇˶)ง (3月21日 20時) (レス) id: 52904a24f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：細胞 | 作成日時：2024年2月28日 1時
