HARU 【男主】【HQ!】

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猫又「集合！」



猫又監督のその一言で梟谷も音駒も部員が集合する。
おれの隣に来たのは海さんだった。







猫又「梟谷の皆、今日はいい時間をありがとう。互いにとってすごく刺激的な時間になっただろう。
1年生も入ってきて新体制の今、ライバルではあるが互いに頑張っていけたらいいと考えている。

……それで今年も、梟谷グループでの夏合宿を計画している。」





うげ、夜久さんが言った通りだ。
猫又監督と目が合ったから慌てて逸らす。うん、たぶん研磨も同じ顔してるんだろうな。「あれキツイ」って。









猫又「今年も例年通り音駒と森然で行うのだが…例年とはひとつ違うことがある。」

木兎「ええ！！！！なんだろう！！？！？！」

木葉「独り言を独り言でとどめておけない男…」



猫又「今年はいつもの学校に加え、宮城県の烏野高校にも合宿のお誘いをしてある。
これからどうなるかは分からないが、今のところは了承の方向だ。」






ハテナマークが浮かんだような梟谷(ウチ)に対し、おお、と声が上がる音駒。

宮城県…？随分と遠いな。
猫又監督の知り合いがいるとかそんなのだろうか。







猫又「その前に学生である君たちにはテストというものがあるだろうがな！頑張れよ〜以上！」



ハハハ、と呑気に笑う猫又監督。
呑気に笑えない木兎さん含め何名か。おれも例外ではない。
数学、せかいいちきらい…赤葦に教えてもらわなきゃ。







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『海さん海さん〜 烏野って知ってるとこなんですか？』

海「うん、俺らは前に練習試合したことがあってね。
　猫又監督とあっちの烏養監督が古くからの知り合いなんだって。」

『あー、なるほど…強いんですか？』

海「強い…というより、厄介？(笑)
　見たことない速攻使うんだけど…研磨、名前なんだっけ？」






海さんに引き止められた研磨がこっちに来る。
その顔はすこしワクワクしてて、なんか新鮮。





孤爪「…ああ、翔陽だよ」

『……ショーヨー？』

孤爪「うん。1年生なんだけど 目つぶって打ってきて すごく面白いんだ、翔陽。」

『目つぶって…？えーすご』




孤爪「……Aは反応薄いね」

『あ、ごめん。これがおれの通常なんだ』

孤爪「Aのそういうところ、嫌いじゃないよ」

『あ、随分と変なところが好きシリーズだ』




海「(研磨が仲良いのは嬉しいけど、俺何見せられてるんだろう…？)」











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