HARU 【男主】【HQ!】

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木葉「ハル頼む！」

『赤葦！』

赤葦「ナイスレシーブ、木兎さんっ！」

木兎「来い！！！」






ドン、とボールが床にたたきつけられる音で、審判が笛を吹く。
21-25 でうちの梟谷の勝ちだ。






木葉「お前、最後のサーブ際どかったのによく取ったな」

『木葉さんがハル！って叫んだじゃないですか』

木葉「そうだけど！よく反応出来たよなってことだよ！」

赤葦「ですね、ナイスレシーブだったよ A」

木兎「やっぱスパイク気持ちいなー！！」





もう一試合！という木兎さんに もう終了ですよ、と赤葦が教える。体力オバケか。
2校での練習試合だったから休憩を取りつつ出来たのでマシだが、これがずっと続くとおれの体力は確実にもたない。

何かを言い争ってる黒尾さんと木兎さんを横目に片付けをしていると、隣におれよりも少し小さい背が並んだ。





夜久「ハル〜！おまえ相変わらずレシーブうめーのな！」

『夜久さんだあ〜 ありがとうございます
　でも夜久さんのレシーブ綺麗すぎるし 音駒の全体のレシーブには勝てません』

夜久「嬉しいこと言うじゃん！でも今年入った1年がいてさ〜ソイツ身長ちょー高いんだけどレシーブ めっちゃ下手くそで！今鍛えてんだよー…今日は下手くそすぎて来てないけどな！」

『へえ〜…』

夜久「今度会ったらハルもレシーブ教えてやってくれよ」



『今度あったらってなかなか練習試合では…あ、』

夜久「はは、そう。今年もあるだろ？」







_____ " 梟谷グループの夏合宿 "












夜久「……露骨に嫌そうな顔すんの、研磨に似てきたな」

『似てくるほど会ってませんけどね…』







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