おれのものになるよてい4*Y ページ24
たいすけたちを追って部屋へ行くと、預かってる動物たちはお昼寝しててたまとたいすけはﾎﾞｰﾙを転がしていた。
みんなが起きないように部屋の隅で遊ぶふたりの優しさに和むと同時に、窓辺の日向で腹這いになってる太輔を見つけた。
太輔もみんなを起こさないよう、床でくるくる回るみつとじゃれ合って遊んでいる。
「あ、渉おかえり」
「ただいま。みんな寝ちゃったか」
「うん。みっくんはお昼寝しないって。ね？」
『おうっ』
さっきまでの照れはどこへやら。
みつはいつものように元気な笑顔だ。
『みつ〜』
するとそこへ、ちょこちょことたまが駆けてきた。
たまはみつに飛びつくと、みつもそれを受け止めてふたりで床をじゃれながらころころ回る。
「…太輔、顔」
「え？あ、ごめん(笑)」
ﾃﾞﾚﾃﾞﾚの顔でふたりを眺めていた太輔が面白い。
遅れて駆けてきたたいすけが、俺の足に隠れた。
「たいすけどうした？」
たいすけは、太輔をじっと見て離さない。
じゃれ合うたまとみつを指でつつきながら笑う太輔を、どこか悲しそうに見ている。
「…人型太輔、ちょい」
「あ、俺の方？(笑)」
一度太輔を部屋から出してみると、じゃれ合うたまとみつに混ざりにいくたいすけ。
…みつは太輔に照れちゃってたけど、たいすけはもしかして苦手なのかな？
「どう？飼いたい子見つけた？」
「みんな可愛くて目移りしちゃうよね〜…でもやっぱ…みっくんみたいな子ほしいなぁ。預かってる子？」
「いや、みつはうちでみてる子だよ」
「まじで？うわぁ…どうしよっかな(笑)」
どうやら相当みつが気に入った様子の太輔。
みつはﾍﾟｯﾄｼｮｯﾌﾟにも行きたがらないし、飼い主さんが見つかればいいなとは思ってた。
太輔なら安心して預けられるし…なんて考えてると、足元にひょっこりたいすけが現れた。
『…なぁ、きたやま…つれてっちゃうの？』
「えっ、うーん…連れて行きたいなぁ(笑)」
『だめっ！』
「…え？」
太輔より先に、思わず俺が聞き返してしまった。
たいすけは俺の足に隠れながらも、泣きそうになりながら太輔を睨んでいる。
『きたやま、つれてっちゃだめ！』
「…そうなの？」
「いや、だめってわけじゃないんだけど…」
太輔は俺とたいすけを交互に見ると、睨まれてるにも関わらずたいすけを抱き上げた。
「渉、ちょっと話して来てもいい？」
そう言って太輔は、今の時間は使ってない食堂へ入っていった。
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谷森山(プロフ) - たまちゃんさん» ご感想ありがとうございます(*^o^*)可愛いと言っていただけて嬉しいです、ありがとうございます(*^^*)！ (2015年10月5日 20時) (
レス) id: 2433512750 (このIDを非表示/違反報告)
たまちゃん(プロフ) - はじめて読みまして。かわいい〜アニマルさんにゾッコンです。 (2015年10月5日 19時) (レス) id: 6b828e5d7b (このIDを非表示/違反報告)
谷森山(プロフ) - tanaさん» ありがとうございます(*^^*)！飛び出た目はちゃんと鼻から仕舞っておきましたのでご安心を(*^o^*)笑 こちらこそ、いつもお付き合いくださり本当にありがとうございます！励みになっております(;_;) (2015年10月5日 13時) (レス) id: 2433512750 (このIDを非表示/違反報告)
tana(プロフ) - 続編嬉しいです！アニマルさん可愛がりますよ〜( ´ ▽ ` )その前に飛び出た目は口から戻していただいて…笑 いつも楽しませていただいてありがとうございます(｀_´)ゞ (2015年10月5日 1時) (レス) id: 2c098967d9 (このIDを非表示/違反報告)
谷森山(プロフ) - Yumeさん» ご意見ありがとうございます(*^o^*)続編希望、全力で受け止めました！ありがとうございます(*^^*)笑 (2015年10月4日 3時) (レス) id: 2433512750 (このIDを非表示/違反報告)
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