俺の王子に白馬は不要！1*fk ページ40
照と仕事の時間が被り、たまたま休みだった翔太にラウを預けた。
赤ちゃんの世話なんてした事ないって不安がってたけど、俺もいろいろ調べながらなんとかこなしてるから、翔太ならできるっしょ。
本当なら14時に終わる予定だった仕事が押して、宮舘家へ小走りする現在15時40分。
すぐそこの角を曲がれば翔太の家が見えてくる、というところ。
焦る気持ちが抑えきれず、小走りのまま角を曲がった瞬間、勢いよく何かにぶつかる。
「いっテェ！？」
思わず尻もちをついた。
どうやらぶつかったのは人のようで、俺の目の前におおきな足が立ちはだかった。
「おい危ねぇだろが！」
「…っす、すみません！」
図体のデカい、強面のおじさん。
ギロっと上から睨みつけられ、慌てて両手を合わせて謝罪した。
おっさんはジットリ俺の顔を眺めると、ふにゃっと笑って俺の手を掴む。
「なんだ兄ちゃん、イケメンじゃねぇか。ほら立てよ」
「…え、あ、ありがとうございます？」
「でも頭下げるだけじゃあ謝罪にはなんねぇよ。誠意を見せねぇと」
「……はぁ。どういう？」
「そうだねぇ、」
掴まれていた腕をそのまま引っ張られ、立ち上がるというより膝立ちみたいな体勢に。
そして目の前におっさんの腹…まるくてポケットコイル並の弾力がありそうだ。
「…おクチで1回、どうだ？」
「……………は？」
言うが早いか、ズボンのファスナーを早急に下ろしやがった。
おっさんの黒ずんだモンが、目の前に飛び出してくる。
…え？なんでもう既にバキバキなの？怖。
「ほぉら、ぺろぺろしてみな？」
「えっキモ」
逃げようにも腕掴まれてるし、でもこんなの絶対舐めたくない。
荒い鼻息もキモいし、ムワッと鼻をかすめるにおいがとんでもなく不快。
どうしようかな、大声出したら誰か来てくれるかな。
「あの、これ見えます？指輪。俺既婚者なんすよ、人妻に手出したらダメでしょ？」
「なんだ兄ちゃん、人妻か！激アツじゃねぇか！ホテル行くかぁ！？」
人妻と聞いたら興奮したのか、目の前のモンがデカくなる。逆効果か。
思わず顔が避けたんだけど、頬にベチっと擦り付けてきた。
…待て。無理。俺潔癖なんだよ。
「ぎゃああああ！！！！！」
「何！？え、ふっか！？なにしてんの！？」
情けない悲鳴を上げると、ちょうど洗濯物を取り込んでいたらしい翔太が庭から身を乗り出した。
おっさんはマズイと思ったのか、慌てて逃げ出して行った。
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谷森山(プロフ) - まりそうさん» コメントありがとうございます！あんまり楽しいお話ではない物が続いて申し訳ありません🥲今後のお話は楽しさだけでない物も多くなってきますので、御理解いただけたら幸いです。よろしくお願いいたします🥺 (4月17日 0時) (
レス) id: 0b5df8b91d (このIDを非表示/違反報告)
まりそう - いつも楽しく読ませていただいてます。とっても癒されてます。更新されるお話を楽しみにしています。3家族のぼのぼのとしたにぎやかな楽しいあたたかいお話しがみたいです。 (4月14日 16時) (レス) id: 3b49c20ebb (このIDを非表示/違反報告)
谷森山(プロフ) - Blueい。さん» コメントありがとうございます！平仮名ばかりで読みづらかったと思いますが、感動していただけて嬉しい限りです🥺✨今後もよろしくお願いいたします🥰 (2月17日 6時) (レス) id: 0b5df8b91d (このIDを非表示/違反報告)
谷森山(プロフ) - まりそうさん» コメントありがとうございます！お気に召していただけて何よりです🥰結婚式のお話は、構成上割と先になる予定です。お待たせして申し訳ありません💦御理解いただけますと幸いです🙏 (2月17日 6時) (レス) id: 0b5df8b91d (このIDを非表示/違反報告)
Blueい。(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます！蓮くんの逆サプライズが本当にいいお話すぎてコメントさせていただきました。小説を読んでて初めて泣きました…！笑 これからも応援してます！！ (2月16日 23時) (レス) @page28 id: 173db89271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：谷森山
| 作成日時：2024年1月15日 10時
