第２２３話 ページ41
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「…しまった…騒ぎを起こしてしまった…」
顔を青ざめながら､ロゼ姐さんは私の手を掴んだ｡
「逃げるぞA！撤収じゃ！ワハハハ！」
私は急いでロゼ姐さんについていき､人通りの少ない路地を走っていく｡
「ん〜､これだとすぐに海軍も来てしまうな｡いやぁ､すまんのう！」
「謝るくらいならとにかく逃げましょう！」
「おっ､ならいいところがある｡ついてきぃ！」
普通の人間なら追いつけないスピードで走っていく｡
目的の場所は､それほど遠くなかった｡
「“シャッキー'sぼったくりBAR”？」
「ワシの古き友がおる場所じゃ｡」
いかにもあやしい場所｡
こんなあからさまにぼったくりって言っていいものなのか…？
ガッシャアアアァァァン！！
「！？！？」
「おうおう､やっとるのぅ｡」
扉を開けた瞬間に､ズタボロになって倒れている二人組の男｡
その一人の頭を踏みつけている美人の女の人｡
「払いなさいよ｡」
「はっ…払い”まず…」
本当にぼったくってたぁぁぁぁ！！
「あらいらっしゃい…って､ロゼルじゃない！」
「久しいのうシャクヤク！」
どうやら知り合いとはこの人らしく､二人で和気あいあいと喋っていた｡
「あ､あの？」
「おお､すまんの！こやつはシャクヤク｡元海賊じゃ｡」
「はじめまして､シャッキーとよんで｡」
「はじめまして､Aです｡」
「A？Aってあの白ひげ海賊団の？」
驚いたように､シャッキーさんは私の顔を覗きこむ｡
あまりにもじろじろと見られるものだから､居心地が悪い｡
「シャクヤク､あまり見てやるな｡」
「あら､ごめんなさい！へぇ､あなたがAね｡聞いてたよりも可愛いわ｡」
「聞いてた…？」
その時､カランと音がなり､後ろの扉が開いた｡
「今戻ったよ｡…おや､客か？」
「レイリーじゃないか｡久しいの｡」
「おや､ロゼルに…A？」
「レイさん！」
少し白髪が増えたか､にこやかな笑顔を浮かべたレイさんが立っていた｡
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リツ(プロフ) - oumim4isさん» コメントありがとうございます！受験勉強も更新も頑張ります！！ (2018年5月20日 15時) (
レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
oumim4is(プロフ) - 初コメントですが、無理をなさらずに、受験勉強と更新を頑張って下さい。 (2018年5月20日 12時) (レス) id: 22de3e31e2 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - ﾚﾐさん» ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年4月3日 9時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
ﾚﾐ(プロフ) - 面白いです！応援してます！頑張ってください(^∇^)！ (2018年4月3日 2時) (レス) id: 1bc108194c (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - 苺大福さん» コメントありがとうございます！この小説を見ていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2018年3月28日 18時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツ x他1人 | 作成日時：2018年3月25日 20時
