第２１４話 ページ32
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次の日､イヴ兄さんの葬式をした｡
土に埋められていく棺を見て､ぽろぽろと涙が溢れる｡
すると､お父さんが優しく私を抱き寄せた｡
埋め終わり､墓をたてた後､私が術で辺り一面にひまわりを咲かせた｡
皆が泣いている｡
もちろん私も｡
私は､涙を止める術がわからなかった｡
「一通り､街の瓦礫は片付けたな｡」
「後は再建するだけね｡」
「なら私に任せて！」
手を振りかざすと､地面から太い蔓が生えてくる｡
「大きな物とかは､これで運んだりするよ！」
「ありがとうAちゃん！助かるよ！」
街を建て直すのに､半日もかからなかった｡
「Aちゃん｡」
浜辺で海を眺めていると､アイリスさんがいた｡
アーリンの事があり､少し気まずく感じる｡
そんな心情を悟ったのか､アイリスさんは少し困ったような顔をして私に近づく｡
「アーリン､あの子､悪魔になってしまったんでしょう？」
「…正確には､使い魔のようなものです｡でも､私達鬼人が早めに浄化させれば元に戻ることは可能です｡」
「早めに…？」
「…浄化するのが遅ければ遅いほど､囚われた魂を解放するのが困難になります｡それに､私は…」
俯いて､唇を噛み締める｡
「……えい！」
「あいたっ？！」
アイリスさんにデコぴんをかまされる｡
じっ地味に痛い…
「アーリンのあれは､貴女のせいじゃないでしょ？…私だって､悪魔になったあの子を見て､恐怖を感じてしまった｡私の子供なのに…」
だからねっとアイリスさんは笑う｡
「だからこそ､あの子を助けてほしい｡今の私は､力がないから､勇気がないから､あの子を助けてあげられない｡でも､でもAちゃんならっ
────あの子を助けられるんでしょ？」
ガツンと､頭を殴られたような気分だった｡
そうだよ…私だけなんだよ…
アーリンを救えるのは…
他の誰でもない､友達の私が…
「私が､助けます｡友達の私が､必ず助けます！」
ぐっと拳に力を入れ､アイリスさんを見た｡
アイリスさんは､ぽかんと私を見た後､涙ぐみながら笑って見せた｡
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更新お待たせいたしました！！
とりあえず､検定もテストも終わりましたのでまた更新を再開します！
でも､多分気ままな更新になるとは思うのですが…
いやでも！頑張ります！ので！
これからもよろしくお願いします！！
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リツ(プロフ) - oumim4isさん» コメントありがとうございます！受験勉強も更新も頑張ります！！ (2018年5月20日 15時) (
レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
oumim4is(プロフ) - 初コメントですが、無理をなさらずに、受験勉強と更新を頑張って下さい。 (2018年5月20日 12時) (レス) id: 22de3e31e2 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - ﾚﾐさん» ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年4月3日 9時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
ﾚﾐ(プロフ) - 面白いです！応援してます！頑張ってください(^∇^)！ (2018年4月3日 2時) (レス) id: 1bc108194c (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - 苺大福さん» コメントありがとうございます！この小説を見ていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2018年3月28日 18時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツ x他1人 | 作成日時：2018年3月25日 20時
