第１４６話 ページ8
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真っ暗な空間に､気づけば一人で浮いていた｡
前後左右も分からず､俺は途方にくれる｡
俺…何してた？
確か､ミニオン島でオペオペの実の取引があって……それから……
ロー…そうだ､ローは！！？
「ロー！！何処にいるんだー！？」
叫ぶが､その答えに返ってくるわけでもなければ変化もない｡
ローは無事､逃げきれたのか……？
「うぅっ…ひっく……コラさん……！」
！！ロー？！
ロー！！無事だったんだな！
ホラ！俺も無事だったぞ！
かけより､抱き締めようとするが､スルッとすり抜けてしまった｡
「なっ？！ロー！！俺はここに……！」
ローは俺に気づかず､ただ泣いていた｡
そしていつの間にか､ローは消えていた｡
代わりに､目の前にいるのは幼少期の俺｡
「ふっ……うぅっ…兄上ぇ……」
泣いてばかりだった頃の俺｡
また消え､次に出てきたのは再会した時の俺と兄上｡
「フッフッフッ！！会いたかったぜ､俺の弟よ！！」
そうか……俺､裏切っちまったんだよな｡
センゴクさんも､裏切っちまった｡
死んでも仕方ねぇ……
コレが罰なんだ……
体に入った力を抜こうとしたとき……
『生きてくださいっ……！！』
何処からか聞こえた少女の声｡
その瞬間､体が暖かくなっていくような気がする｡
暗闇の向こうに､一筋の光｡
そこに誰かが立っている｡
センゴクさん……？
違う｡
兄上……？
違う！
「誰……だ……？」
ロー…でもねェ｡
お前は………一体…………
「っ……ん……？」
目を開けると､少女の姿｡
なんか「おわっったぁああ！！」って叫んでる｡
この声……何処かで……
その瞬間､少女はふらっと倒れそうになるのを､俺は慌てて抱き抱えた｡
「おいっ！大丈夫か！？」
返答はないが､腕の中ですやすやと寝息をたてていた｡
俺はほっと息をつく｡
「！？傷がねェ！？」
ドフラミンゴに撃たれた傷や､ウェルゴに殴られた傷｡
全て綺麗さっぱりなくなっていたのだ｡
何がどうなって……
「ガウ！」
近くには三つの頭がある犬｡
……………三つの頭ぁ！！！？
「なっ…なっ…」
俺が口をパクパクしていると､犬は俺の袖を引っ張る｡
その瞬間､後ろからは爆発音｡
！！そうか､おつるさんが……！
「とりあえず逃げるかっ！！」
少女と犬を抱き､俺は雪の中をドジしねェように走り抜けていった｡
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リツ(プロフ) - 酒恋女さん» そんなにですか！！ご愛読ありがとうございます！この小説を読んでくれるってだけで嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月22日 7時) (
レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
酒恋女 - リツさん！！！！！！！すっごく感動しました！！！！もう"ひまわりな君へ"を読むとき、片手からティッシュが離れませんでした！！！！！！！これからも更新を楽しみにしています！アンとえと！！！！頑張れ！！！！ (2018年3月22日 0時) (レス) id: 39f73519ea (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - 三村友里亜さん» 嬉しいお言葉！励みになります！ありがとうございます､頑張ります！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
三村友里亜(プロフ) - 毎回楽しんで読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: c7ded62622 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - miチョコさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月22日 7時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツ | 作成日時：2018年1月13日 23時
