第１４５話 ページ7
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それから数日後､ミニオン島についた｡
そこには､ドフラミンゴと言う海賊がいて､攻撃しに来たらしい｡
なんつータイミングで乗ってしまったんだ私｡
「いいかいA｡船から降りるんじゃないよ｡降りれば無事ではすまない｡」
おつるさんは私達に念押ししてから､攻撃の指示を出しに行った｡
ケルちゃんは逃げないように､私が抱き抱えてる｡
巨大な爆発音｡その光景に､過去が脳裏に蘇る｡
唇を噛みしめ､ぎゅっとケルちゃんを抱き締める｡
「クォーン…？」
「…大丈夫だよ｡苦しかったね｡ごめんね｡」
スリッと頬に顔を擦り付けてくるケルちゃん｡
私はされるがまま､暫くじっとしていた｡
「！！」
突然ケルちゃんが顔を島の方へ向けた｡
何かの臭いがするようで､鼻をピクピクと動かす｡
「ケルちゃん…？」
すると何処からか微量の血の匂い｡
「あっ！ケルちゃん！！」
バタバタと暴れ､するりと私の腕の中からケルちゃんが抜け出す｡
幸い､島とは近かったためケルちゃんはそのまま陸に着地する｡
そして一目散に駆け出した｡
「待って！ケルちゃん！！」
私も船から降り､ケルちゃんの後を追った｡
雪のせいでうまく走れない…！
ケルちゃんは何か見つけたようで､吠えていた｡
「！！大丈夫ですか！？」
そこには血まみれの男の人が倒れていた｡
咄嗟に脈を確かめる｡
何故かミカお姉ちゃんと重なって見えた｡
「……脈はある｡」
でも弱ってきている｡早く手当てしないと､間に合わなくなる！
私は自分の腕に噛みつき､血を出す｡
メーデルさんが､フカボシにしていたように｡
「……傷が塞がらない？！」
口の中に血を入れ､飲ませたのに！
小さな傷しか治らなかった｡
撃たれた跡がこんなにあるなんて…
「成功するか分かんないけど…」
やるしかない｡
この人を助けるには､この方法しか…！
「
パァッとかざした手が暖かく､淡い光を放ち､私の周りからは植物が現れた｡
そして傷を包むように､植物達は動き出す｡
気は抜いてられない｡しっかりやらなくちゃ｡
「生きてくださいっ…！！」
そしてやっと､傷が塞がった｡
「おわっったぁああ！！」
男の人も生きてる｡
私はほっと息をつくと､急に体に力が入らなくなった｡
やばっ…倒れ……
意識を手放す前に､誰かに体を支えられた気がした｡
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リツ(プロフ) - 酒恋女さん» そんなにですか！！ご愛読ありがとうございます！この小説を読んでくれるってだけで嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月22日 7時) (
レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
酒恋女 - リツさん！！！！！！！すっごく感動しました！！！！もう"ひまわりな君へ"を読むとき、片手からティッシュが離れませんでした！！！！！！！これからも更新を楽しみにしています！アンとえと！！！！頑張れ！！！！ (2018年3月22日 0時) (レス) id: 39f73519ea (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - 三村友里亜さん» 嬉しいお言葉！励みになります！ありがとうございます､頑張ります！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
三村友里亜(プロフ) - 毎回楽しんで読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: c7ded62622 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - miチョコさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月22日 7時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツ | 作成日時：2018年1月13日 23時
