第１８５話 ページ47
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「にしてもAちゃん､鬼人化解くと美人だね｡今度お茶しない？」
「しない｡ガキ誘ってんなロリコン｡」
クザンさんの落ち込む顔を見ながら鼻で笑う｡
今日でここともお別れ｡
仲良くしてくれた海兵さん達とも｡
エトはまだここに残るらしい｡
服で隠してあるペンダントをぎゅっと握る｡
やっとだ｡
やっと家族に会える｡
「A､エトワール｡」
タカさんからピアスを貰った｡
「これは？」
「この石はムーンストーン｡何かと便利なピアスだ｡付けていた方がいい｡」
淡く光る白いピアス｡
これって耳に穴開けなきゃいけないんだよね…
「……バチっとな｡」⬅
「んぎゃああぁぁぁあああ！？！？」
アズさんに耳に穴を開けられた｡
痛い！！
その光景を見て､怖じ気ついたのか､エトは両耳を死守していた｡
が､メーデルさんに後ろから押さえられ､タカさんに穴を開けられた｡
「ジンジンする…」
「ごめんねぇ｡…はい！付けたよぉ！」
私は左耳につけられた｡
エトは右耳に｡
「……もう行っちゃうんだねぇ｡」
寂しそうにアズさんが呟いた｡
何だかんだで､長かった｡
それでも楽しかったのは事実｡
「また会えますよ｡」
「仕事はきっちりしてもらうからねぇ？」
目に涙を溜めながら､アズさんはいたずらっ子のように笑う｡
私も笑って頷くと､荷物を風で浮かせた｡
「皆さん､お世話になりました｡後､私今から皆さんが怒ること言いますね｡」
見送りにきていたセンゴクさんを始め､ガープおじいちゃんやクザンさん､ボルさんにサカさんなど､皆首を傾げる｡
「私､元々海賊なんです！海賊として名を挙げてみせますんで､是非捕まえてみてください！」
あんぐりと口を開け､呆けている皆｡
タカさん達は笑っていた｡
「「「どういう事だAー！！！！」」」
「あははは！！」
酔うのを我慢して､私は空を飛んだ｡
後ろを振り返ると､呆れながらも手を振っていたみんなの姿が見える｡
密かに私は微笑んで､進むスピードを少し上げる｡
とりあえず近くの島で止まってから､お父さん達を探そう｡
待っててね､みんな！！
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リツ(プロフ) - 酒恋女さん» そんなにですか！！ご愛読ありがとうございます！この小説を読んでくれるってだけで嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月22日 7時) (
レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
酒恋女 - リツさん！！！！！！！すっごく感動しました！！！！もう"ひまわりな君へ"を読むとき、片手からティッシュが離れませんでした！！！！！！！これからも更新を楽しみにしています！アンとえと！！！！頑張れ！！！！ (2018年3月22日 0時) (レス) id: 39f73519ea (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - 三村友里亜さん» 嬉しいお言葉！励みになります！ありがとうございます､頑張ります！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
三村友里亜(プロフ) - 毎回楽しんで読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: c7ded62622 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - miチョコさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月22日 7時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツ | 作成日時：2018年1月13日 23時
