第１８１話 ページ43
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「ん……」
「エト！」
エトはゆっくりと起き上がり､辺りを見渡す｡
「俺…」
「…少し休んだら､突き当たりの部屋においでだって｡はい､これ水｡」
タオルで､エトの汗を拭いながら､水を渡した｡
「…ふぅー､どっと疲れたな｡」
「そうだね｡体中が痛いよ｡」
でも何故か､しっくりきていた｡
なんて言えばいいか分からないけど､マザーの術を受けてから､何かが体に馴染んでいるような…
「…行くか｡」
「もう大丈夫なの？」
「うん｡」
エトは立ち上がり､少しフラフラしながら歩き出す｡
私はエトを支えながら奥の部屋に進む｡
「ん？おお､随分と早い目覚めだな！」
「こっちにおいで｡」
部屋に入れば､マザーとミカエルさんがいた｡
それとあと､見たことのない人達が三人｡
「こやつらが新しい鬼の子か｡」
「また随分かァいい鬼の子ねェ！」
「ねねね！お友達になろうよ！」
ふわりと飛んできたのは私達と年が変わらなそうな男の子｡
でも背中には､ミカエルさんのように美しい翼が生えていた｡
「こらウリエル｡遊びじゃないんだぞ｡」
「いいじゃないですか､ラファエルさん！」
「アタシもお友達になりたいな！」
もう一人も飛んできて､二人は私達の手をとる｡
「僕ね､ウリエルって言うの！」
「アタシはガブリエル！君たちかァいいね！」
きゃっきゃとはしゃぐ二人を見て､自然と頬が緩む｡
「私はAです｡本名はアンと言います｡」
「俺はエトワール｡」
「Aちゃんにエトワール君！かァいい名前！」
そんな私達を見て､怒る気が失せたのか､もう一人の男の天使が近寄ってきた｡
「こやつらがすまないな！オレはラファエル｡ミカエルを合わせ､オレたち四人は四大天使と呼ばれている者だ｡」
そう言って､人懐っこそうな笑みを浮かべたラファエルさん｡
差し出された手を握り､私達も挨拶をした｡
「うむ､自己紹介も終わったな｡貴様ら､体に異常はないか？」
「はい｡」
「ならば良い｡さっき我がかけた術は､貴様らの中にいる鬼人の魂を体と完全に融合させたのだ｡
これにより､その魂が取られない限り､人間界で貴様らは死ぬことはない｡それと､武器をここでやらなければな｡」
「「武器？」」
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リツ(プロフ) - 酒恋女さん» そんなにですか！！ご愛読ありがとうございます！この小説を読んでくれるってだけで嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月22日 7時) (
レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
酒恋女 - リツさん！！！！！！！すっごく感動しました！！！！もう"ひまわりな君へ"を読むとき、片手からティッシュが離れませんでした！！！！！！！これからも更新を楽しみにしています！アンとえと！！！！頑張れ！！！！ (2018年3月22日 0時) (レス) id: 39f73519ea (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - 三村友里亜さん» 嬉しいお言葉！励みになります！ありがとうございます､頑張ります！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
三村友里亜(プロフ) - 毎回楽しんで読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: c7ded62622 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - miチョコさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月22日 7時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツ | 作成日時：2018年1月13日 23時
