第１６６話 ページ28
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「A､エトワール､仕事だ｡」
「「了解！！」」
タカさんに連れてこられたのは､海軍本部からさほど離れていない島｡
そこで悪霊と化した幽霊がいるとの報告｡
こういう悪霊を冥界に還すのも､私達鬼人の仕事の一つ｡
と言っても､私達はまだちゃんとした鬼人じゃないから､幽霊の足止めをして､最終的にはタカさん達が還す｡
「今回はヘマしないようにしないとな｡」
「タカさんがいなかったら､どうなってたことか…」
実はこの前の仕事で､幽霊を逃がしそうになるヘマをしてしまい､私とエトはまあこっぴどく叱られました｡
あっ､あれからエトワール君をエトって呼ぶようになったんだ！
短くていいでしょ？⬅
「今回の悪霊はどんな奴なんだろうな｡」
「私達が気にする事じゃないよ｡好きで悪霊になった訳じゃないんだろうし｡早く冥界に還してあげなきゃ｡」
「そうだな｡」
暫くすると､島に着いた｡
ん？移動手段？船だけど｡
術で行けるだろって？
私が酔うの！！⬅
「……なんか､寒い｡」
島に降り立った瞬間､背筋が凍るような寒気が襲う｡
この島は別に冬島というわけではない｡
ただ悪霊が､冷気を放っているだけなのだが…
今回は特に寒い｡
「タカさん…」
「二人とも､気を引き締めていくように｡」
タカさんもいつも以上に警戒していた｡
「グルルッ…！！」
土の臭いを嗅いだケルちゃんは､唸り声をあげる｡
今回の悪霊は､そうとう手強そうだ｡
「！霧がかかりはじめたわぁ！」
まるで私達を囲むように霧がかかる｡
「来ない…で…あっち…いって…」
悪霊と思われる声が､辺りに響く｡
「A｡」
「はい！」
私は両手をつきだし､術を唱える｡
「霧を消せ！
龍の形をした炎が霧を消していく｡
「
つかさずエトの光術で､辺りを照らす｡
すると霧が晴れた向こうに､おぞましいオーラを放っている少女が立っていた｡
「邪魔…しないでよ…死んでよ…」
顔をあげた少女の目は無く､ぽっかりと穴が開いて､血涙を流していた｡
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リツ(プロフ) - 酒恋女さん» そんなにですか！！ご愛読ありがとうございます！この小説を読んでくれるってだけで嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月22日 7時) (
レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
酒恋女 - リツさん！！！！！！！すっごく感動しました！！！！もう"ひまわりな君へ"を読むとき、片手からティッシュが離れませんでした！！！！！！！これからも更新を楽しみにしています！アンとえと！！！！頑張れ！！！！ (2018年3月22日 0時) (レス) id: 39f73519ea (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - 三村友里亜さん» 嬉しいお言葉！励みになります！ありがとうございます､頑張ります！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
三村友里亜(プロフ) - 毎回楽しんで読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: c7ded62622 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - miチョコさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月22日 7時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツ | 作成日時：2018年1月13日 23時
