第１５６話 ページ18
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「あらら〜気づいてたの｡」
「……フン｡」
建物の陰から出てきたのは､クザンさんとサカヅキさん｡
「……いつからいたんですか…」
もう怒りを通り越して､呆れますよあんたら｡
「Aちゃんがハンバーガー頬張ってる辺りからかな？」
「ほぼ最初からかよ｡」
おおっといけない｡クザンさんを前にすると､口調が悪くなっちゃうんだよね｡
「われが海軍が嫌い言うけぇ､ボルサリーノにちいとな…」
「だからって､隠れる必要は……」
「われはわしが怖いじゃろう｡」
サカヅキさんの言葉に､ん？と思わず首を捻る｡
怖い？確かに､最初は顔怖いなって思ったけど､
「そんな事ないですよ？サカヅキさん､とても優しい人だって知ってますから｡とってもがんばり屋さんってことも｡」
私の言葉に､サカヅキさんだけでなく､クザンさんや､ボルサリーノさんも驚いている｡
「怖うないのか…？」
「？はい｡」
暫くサカヅキさんは何故か固まっていたが､私の頭をぎこちなく撫でると何処かへ行ってしまった｡
「あらら〜｡ありゃ照れてるね｡」
「珍しいこともあるもんだね〜｡」
私は全く分からなかったが､あれは照れているらしい｡
「ただいまぁ〜！」
ついにタカさん達が帰って来た｡
「お帰りなさい！聞いてください！私､攻撃系の術使えるようになったんです！」
「ほんとぉ！？あたし達がいない間に凄いじゃなぁい！」
「流石だな｡」
「A…頑張ったんだね…」
三人に褒められ､私はニッと笑った｡
「……A､雰囲気変わったな｡」
「え？」
「なんか…優しくなった…」
そうだろうか｡少しずつ､海軍の人達と話すようになったからだろうか｡
「そ､そんな事より！鬼人の子は…？」
その瞬間､三人はうっと苦い顔をした｡
特にタカさんは苦い顔と言うより､厳しい顔｡
それに今のタカさんの目､何処かで見たことのある目だ…
「連れてきたんだけどぉ…」
「ここが海軍本部かえ｡」
ふと視線を船に上げれば少年の姿｡
「おい貴様ら！さっさと俺を家に帰すえ！」
………第一印象､こいつ嫌な奴だ｡
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リツ(プロフ) - 酒恋女さん» そんなにですか！！ご愛読ありがとうございます！この小説を読んでくれるってだけで嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月22日 7時) (
レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
酒恋女 - リツさん！！！！！！！すっごく感動しました！！！！もう"ひまわりな君へ"を読むとき、片手からティッシュが離れませんでした！！！！！！！これからも更新を楽しみにしています！アンとえと！！！！頑張れ！！！！ (2018年3月22日 0時) (レス) id: 39f73519ea (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - 三村友里亜さん» 嬉しいお言葉！励みになります！ありがとうございます､頑張ります！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
三村友里亜(プロフ) - 毎回楽しんで読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: c7ded62622 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - miチョコさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月22日 7時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツ | 作成日時：2018年1月13日 23時
